JUJUさんとのコラボをきっかけにFeaturingという概念を日本に定着させ、 総ダウンロード数500万突破という偉業を達成したスポンテニアのMASSATTACK(マサタック)さんこと福原正隆さん 。アーティスト活動をされる一方で、力を入れてらっしゃるのが寄付の活動です。そんなMASSATTACKさんの活動についてお話を伺ってきました。

MASSATTACKさんの活動について

-現在アーティスト活動の傍ら寄付への活動に参加されているとのことですが、どのような活動をされているのでしょうか?

僕は今、一般社団法人こどもの笑顔弁当という団体の、ひとり親家庭に無償でお弁当を届ける活動に参加していて、飲食店さんにお弁当の提供をお願いしたり、こどもの笑顔弁当の活動を周知したりしています。

-このような活動に参加されるようになったきっかけについてお聞かせください。

こどもの笑顔弁当の代表の笹さんとは以前からの知り合いで、笹さんの活動には関心を持っていました。活動に参加するきっかけとなったのは、僕が笹さんを日本寄付財団代表の村主さんに紹介したことです。

当時村主さんはボランティアの活動をどんどんやっていきたいとおっしゃっていたので、こどもの笑顔弁当の前身である”hottokenine(ホットケナイン)”のことをお伝えすると興味を持ってくださいました。僕としては笹さんを紹介するだけかと思っていたのですが、打ち合わせや会議に参加するうちに、僕もお手伝いをするようになっていきました。

-こどもの笑顔弁当に参加される以前に、このような社会的な活動へ参加されたことはありますか?

以前は、NPO法人日本移植支援協会のみなみちゃんを救う会の活動を支援をしていました。2019年にみなみちゃんの心臓移植手術が無事に成功しましたので、現在そちらの活動はひと段落しています。

こどもの笑顔弁当に参加する理由

-こどもの笑顔弁当へ参加するにあたって、どのような思いがあったのでしょうか?

若い頃はどちらかと言うと、寄付は自分とは関係のない世界だと思っていました。そこからシフトチェンジしたのはコロナの頃ですね。ちょっと内省的になっていた時期で、自分の存在意義について考えるようになり、自分にできることはないかを模索していました。

こどもの笑顔弁当への参加を決めた背景には、僕の生い立ちが少なからず影響を与えていると思います。僕の家庭は父親が単身赴任で、母は女手ひとつで僕と弟を育ててくれました。働きながら毎日ご飯を作るのはとても大変だったと思います。そうした経験から、ひとり親家庭の大変さは理解していましたし、笹さんの活動を間近で見ているうちに、僕も何かしてあげたいなという気持ちになり、参加することになりました。

自分に関係のない世界だと思っていた寄付の活動に気づくと参加するようになっていたMASSATTACKさん。次回はそんなMASSATTACKさんのこどもの笑顔弁当で活動する上で大変だったことなどについて、詳しくお話を伺いたいと思います。