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毎週更新される漫画シリーズ「週刊少年ジャンプ」で連載中の大人気漫画「スパイファミリー(SPY×FAMILY)」。

2022年にはアニメ化が実現し、さらに知名度をあげた作品のひとつです。

そんなスパイファミリーが2021年2月〜4月にかけて、寄付プロジェクトをおこなったのをご存じでしょうか?

その名も、「SPY×FAMILY アーニャ おともだちプロジェクト」です。

このプロジェクトの魅力は、寄付を受け取る側だけでなく、寄付をする側も嬉しい仕組みにあります。

寄付に関わる人すべてが幸せになれるというプロジェクトは、まさに寄付のあるべき姿と言えるかもしれません。

この記事では、スパイファミリーという作品を通して行われた寄付プロジェクトの内容から、作品とプロジェクトの関わりまで深掘りしてご紹介します。

スパイファミリーの寄付プロジェクトとは?

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「SPY×FAMILY アーニャ おともだちプロジェクト」は、人気キャラクター「アーニャ」のオリジナルLINEスタンプを制作〜販売する企画です。

スパイファミリーの作者である「遠藤達哉」先生が描き下ろした作品1点に加え、ファンが描いた7点のファンアートの合計8作品が、LINEスタンプになり販売されました。

期間限定で販売されたアーニャスタンプ8種による売上金は、全額が民間非営利団体「あしなが育英会」へと寄付されるというものです。

「あしなが育英会」とは?

あしなが育英会とは、子供たちの教育支援や心のケアにあたる民間非営利団体です。

災害や病気、自殺などで親を亡くした子供たちや、親の障害により満足に働けない子供たちを支えています。

ファンアートをTwitterで募集!作品づくりから楽しめる企画

遠藤達哉先生が直々に描き下ろした1点以外の作品は、Twitterにて募集された中から選ばれました。

選ぶのも遠藤達哉先生とのことで、ファンにも応募意欲が沸き起こったことでしょう。

各テーマ1名ごと、合計7名が優秀賞として選ばれることとなり、選ばれた作品は見事LINEスタンプになりました。

さらに優秀賞を受賞した7名には、遠藤達哉先生のミニ色紙が贈呈されるという豪華な内容。

「SPY×FAMILY アーニャ おともだちプロジェクト」は、ファンを巻き込み作品づくりから楽しめる企画になっていました。

そうして集まった211,012円は、全額があしなが育英会の子供たちへと送られています。

スパイファミリーと寄付プロジェクトの関係性とは?

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今回のプロジェクトでイラストになったキャラクター「アーニャ」は作中、孤児院から引き取られた子供として描かれています。

凄腕のスパイ「ロイド」が任務遂行にあたり「かりそめの家族」を作るため引き取られていったアーニャ。

父ロイドとの生活が始まり、潜入対象の学校へ入学することになります。

そこでアーニャは、「アーニャ こじいん でてから わくわく いっぱい ちちの おかげ アーニャ がっこうもがんばる」と、今ある幸せをロイドに伝えました。

この企画には、「アーニャのような子供たちが、新しい幸せと出会う機会を作れるように」という気持ちが込められているのです。

スパイファミリーの寄付を通して、みんながわくわく。

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外の世界を知ることなく、孤児院でひっそりと暮らしていたアーニャ。

「SPY×FAMILY アーニャ おともだちプロジェクト」は、アーニャがロイドに救われたように、より多くの子供たちが幸せと出会うことを願い集められた寄付金です。

とはいえ、寄付をする側であるスパイファミリーのファンたちも、アーニャのかわいいLINEスタンプを購入することができて嬉しいと感じるでしょう。

寄付を「あげるもの」ではなく、「みんなが幸せになるもの」という形で実現させたこのプロジェクトは、どんなモデルにもあてはめて活用することができるのではないでしょうか?