株式会社アレフについて
株式会社アレフは人気ハンバーグレストラン『びっくりドンキー』やビアパブ『小樽倉庫No.1』などを展開している企業です。アレフという名前ですが宗教団体のアレフとは一切関係ありません。そんな株式会社アレフですが、数多くのSDGsへの取り組みをしている企業であることをご存じでしょうか?本記事ではそんな株式会社アレフが取り組んでいるSDGsについて紹介していきます。興味があるかたは是非最後までご覧になってください。
株式会社アレフが取り組むSDGsについて
ここからは株式会社アレフが取り組んでいるSDGsの一部について紹介します。
えこりん村
えこりん村は株式会社アレフが運営するエコロジーテーマガーデンです。このえこりん村は公益財団法人都市緑化機構が主催する『第10回 みどりの社会貢献賞 特別賞』を受賞しています。えこりん村は敷地面積が150haあり、その殆どを農地や畑地が占めていて、最大で1000頭の羊が放牧されてます。その他にも英国式庭園やキャンプ場、世界1大きなトマトの木に認定された『とまとの森』などの観光施設があり、景観の創出や農業へのサポート、食育などに貢献しています。近年ではSDGsをテーマとした教育旅行への対応を行っており『未来の子供が幸せに暮らすために今必要な情報発信をすること』や『お客様に最大のご満足を提供すること』を目指しているそうです。
再生可能エネルギーの地産地消
2022年6月から株式会社アレフでは横浜市内のびっくりドンキー2店舗において『横浜市風力発電所』で作られた再生可能エネルギー電力の供給をスタートさせました。これは脱炭素社会の目指し、店舗や工場で使用する電力を再生可能エネルギーへと転換させていく取り組みの一環です。2021年の時点で、株式会社アレフでは全国の99カ所の事業所で省エネ由来の電力を使用しており、省エネ比率は73.5%にもなっています。
『EARTH HOUR』への参加
『EARTH HOUR』は世界中の人々が同じ日、同じ時間に1時間の消灯をすることによって、地球環境保全への意思表明をする世界最大級のソーシャルグッドプロジェクトです。株式会社アレフが展開するびっくりドンキーでは、2019年よりこちらのイベントに参加しており、看板の消灯や店内アナウンス等を行っています。株式会社アレフは今後もこちらのイベントに参加し、各社と協力していくことでお客様とともに地球温暖化や生物多様性保全について考えるきっかけにしていきたいとしています。
廃食用油のリサイクル
株式会社アレフではびっくりドンキーの店舗で使い割った食用油をリサイクルしています。一部のお店ではユーザーの家庭からでた廃棄油の回収を行っているそうです。回収された廃棄油は2007年から北海道のバイオディーゼル燃料化プラントにてバイオディーゼル燃料にリサイクルされています。これらのバイオディーゼル燃料はえこりん村のトラクター燃料や、イルミネーションなど地域のイベントで使用する発電機の燃料として活用されています。他にも廃棄油をリサイクルした、飼料、肥料、インク原料、工業用オイル、ボイラー燃料、石けん原料などが作られているそうです。
生ごみのリサイクル
株式会社アレフでは生ごみ粉砕乾燥処理機『ゼロワンダー』を導入し、生ごみを発酵促進材にしています。これらの発酵促進剤は全国の協力農場において堆肥原料として活用されているそうです。この取り組みによって出来上がった堆肥から農作物を育て、食材が店舗で使われ、余った部分から堆肥をつくり農作物を育てる、といったサイクルを作ることに成功しました。
食品ロス低減
各店店舗から出る廃棄物で最も多いのは生ごみであり、1店舗あたりで1日に約20kg~30kgもの量が排出されているそうです。そのため、これらの生ごみを処理するための機械を各店舗に導入してリサイクルしたり、そもそも食品ロスを減らす削減を行っています。食品ロス削減の取り組みとして、小盛メニュー訴求やお子様完食応援イベント『もぐチャレ』の実施、販売数に基づく在庫月数の管理、食品加工工場におけるハンバーグパティ製造時の廃棄ロス低減活動などを行っています。
生物多様性に配慮した持続的なお米の仕入れ
株式会社アレフでは安全で高品質なお米を安定して供給するために、農薬を除草剤1回以下に制限した『省農薬米』という独自基準で契約栽培をしています。これらのお米は2000年から一部の店舗で提供を開始し、2006年には全店に導入されました。2016年からは、直営店舗への出荷者には年に1回以上『生きもの調査』をすることを義務化し、生物多様性配慮項目を加えたといいます。
まとめ
いかがでしたか。株式会社アレフでは店舗からでる廃棄物をリサイクルし新たな農作物を作ったり、再生可能エネルギーの利用を進めるなど事業全体でSDGsを進めていることが分かりました。びっくりドンキーなどのお店に馴染みがある方も多いと思うので、利用する際はこれらの取り組みを意識してみると新たな発見があるかもしれません。本記事が皆様の参考になれば幸いです。