核家族化が進み、母親の育児にかかる負担は増えています。また女性の社会進出を推進するためにも、子どもを預ける保育施設は重要で不可欠な存在です。しかし保育の現場は業務の多さから多忙を極め、保育スタッフの負担は計り知れません。
そのような中、「家族の幸せを生み出す新しい社会インフラを世界中で創り出す」ことをパーパス(存在意義)とした企業が存在します。
テクノロジーを活用し、忙しい保護者や保育者の負担を減らすための保育サービスを開発し提供する【ユニファ株式会社】をご紹介します。
「Childcare-Tech」スタートアップ企業
ユニファ株式会社とは
ユニファ株式会社は、2013年5月に設立された「Childcare-Tech」分野のスタートアップ企業です。AIやIoT等を用いた保育関連テクノロジーの研究開発を行っており、代表取締役CEOの土岐泰之氏は「世界中の家族のために人生をかけて挑む」と熱いメッセージを発信しています。
保育支援サービスの「ルクミー」シリーズをはじめとし、「スマート保育園・スマート幼稚園・スマートこども園」などの保育施設へのサービス事業を幅広く推進、展開している企業です。
数々の賞を受賞
ユニファはこれまで数々の賞を受賞しています。以下にいくつかをご紹介しましょう。
- 2017年 スタートアップワールドカップ 初代チャンピオンに選出
- 2019年 エンデバー・アントプレナー選出
- 2021年 「スマート保育園®」が、「グッドデザイン・ベスト100」および「グッドフォーカス賞(新ビジネスデザイン)」受賞
- 2021年 「ASPIC IoT・AI・クラウドアワード」の社会業界特化系ASP・SaaS 部門の先進技術賞を受賞
ユニファのスマート保育園構想とは
スマートシティなどに代表されるスマートとは、「IoTやAIなどの先端技術を活用することでインフラ効率化を図り、生活やサービスの質を向上させる」という意味です。
ユニファはこれを保育環境にも活用し、「スマート保育園」構想を推進しています。
導入実績13,000件「ルクミー」シリーズ
ユニファの「ルクミー」シリーズは忙しい保育の現場の負担を軽減するために開発されたICT・IoTを活用した保育施設向けの総合ICTサービスです。保護者とのコミュニケーションを円滑に行える連絡帳のアプリや、バス位置の情報をお知らせするシステムなど、さまざまな機能が搭載されています。
保育者にとってはクラスの情報が一元管理できたり、指導計画をデジタル化したりできるため、業務の効率化が促進され本来の業務に集中し、保育の質を高めることが可能です。
「テクノロジーの力でもっと家族を豊かに」するために
社会的課題を解決するために、テクノロジーは大いに活用される時代となりました。ユニファのサービスを導入した「スマート保育園」では、月に6割もの業務の負担時間が軽減されたという実例もあります。
テクノロジーを活用し、新しい社会インフラを構築することで、保育現場の負担を削減しより働きやすい職場になることは、保育現場の環境の質の向上に繋がります。それはとりもなおさず、子供たちとその保護者の喜びと安心感に直結するといっても過言ではありません。
ユニファが目指すサステナビリティ
企業としてサステナビリティに取り組むことは重要です。ユニファは「子育てと仕事の両立」に関する社会課題に対して積極的にサステナビリティに取り組んでいます。
ユニファとSDGs
ユニファはそのような課題を解決するためにも、SDGsに関して以下の目標への貢献を目指しています。
- 目標3「すべての人に健康と福祉を」
- 目標4「質の高い教育をみんなに」
- 目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
- 目標8「働きがいも経済成長も」
これらの目標への貢献を掲げつつ、保育業務全般へのDX化(デジタルトランスフォーメーションを推進し、女性の社会進出をより後押ししていきます。
社名の由来は、「Unify(一つにする)+ Family(家族)」
ユニファの社名の由来は「Unify(一つにする)+ Family(家族)」とのこと。
世界中の子どもたちや家族の幸せのため、そしてよりよい社会を構築するために、ユニファは自分たちの技術や事業は必要不可欠との自信を持っています。
たとえ困難があろうとも、家族の笑顔と持続可能な社会の実現を目指し挑戦を続けるユニファ株式会社は、これからも大きく躍進することでしょう。