『省エネ』について

皆さんは省エネを意識して生活したことがあるでしょうか?『いつも意識してるよ!』という方も『全く考えたことがない』という方もいると思います。そこで本記事では、誰でも取り組めてかつ環境にも優しい省エネのやり方について紹介していきます。そもそも省エネとはなんのことなのでしょうか?省エネとは『省エネルギー』の略であり、エネルギーを効率よく利用することを指します。そのため上手に省エネすることは、環境にとって優しいだけでなく、無駄なエネルギー消費にかかっていたコストをおさえ、生活を楽にする効果もあるのです。以下の項目ではご自身で取り組みやすい省エネの方法についてカテゴリー別に紹介していますので、是非参考にしてみてください。

カテゴリー別に個人で実践しやすい省エネ方法を紹介

省エネに取り組みやすい4つのカテゴリーについて、具体的な方法を紹介していきます。

家電

個人で省エネに最も取り組みやすいのが家電関連です。日本のエネルギー経済研究所の試算によると、電化製品は家庭で使う電気の43.9%を占めているといいます。そのため家電の使い方を気を付けることが最も効率的に省エネに取り組む方法なのです。具体的な方法には、以下のようなものがあります。

 ・エアコンの使用時はドアや窓の開閉はなるべく控える

 ・エアコンの使用時は、扇風機を併用する

 ・エアコンの温度設定は、夏なら28度を目安に、冬なら20度を目安に設定する

 ・テレビを利用しない時は、リモコンを切るだけでなく、テレビの主電源を落とす

 ・冷蔵庫にものを入れる際は、熱いものはなるべく冷ましてからいれる

 ・ガスコンロを使用する際は、鍋の水滴をふき取ってからコンロにおく

 ・料理の下ごしらえや仕上げに電子レンジをつかい、ガスコンロの使用時間を短縮する

 ・パソコンは使用時以外はなるべく電源をおとす

 ・洗濯時はお風呂の残り湯を利用する

 ・洗濯物はまとめてあらう

 ・掃除機だけでなく、クイックルワイパーやほうきを併用する

 ・食洗器は洗浄後の余熱で乾燥させる

お風呂・トイレ

お風呂やトイレでの省エネは水の節約につながる場合が多いので、環境への配慮だけでなく水道代の節約としてもおすすめです。

 ・水をわかすのではなく、お湯をためる

 ・お湯を利用しない時は、風呂にフタをする

 ・こまめにシャワーを止めて節水する

 ・何人かでお風呂を使用する場合は、間隔を開けずにお風呂にはいる

 ・電気便座を使用しない時は、フタをしめておく

 ・便座の温め昨日は、年中つけっぱなしにするのではなく冬季のみにする

 ・節電機能がついている場合があるので、よく見て利用する

照明

実は家庭での消費電力量は冷蔵庫、照明器具、テレビ、エアコンの順に多いとされていて、照明の見直しは省エネにとって非常に重要な要素です。照明も工夫次第で生活水準はそのままに省エネに取り組むことが出来ます。

 ・白熱電球をLED電球または電球形蛍光ランプに取り換える

 ・点灯時間を短くする

 ・不要な場所にあったり、使っていない照明は消す

 ・自然光を利用する

自動車

自動車は燃費の良い車など様々ありますが、ご自身がそういったタイプの車を利用していないとしても今よりも省エネできる方法があります。

 ・エコドライブといわれる、加速・減速の少ない運転をする

 ・発進するときはアクセルをゆっくり踏む

 ・止まるときは早めにアクセルをはなす

 ・アイドリングストップをする

 ・車に積んでいる荷物をへらす

 ・事前にルートを調べることで迷って走行することを減らす

 ・必要のない時は公共交通機関を利用する

これらの省エネ方法を実践することによって、環境への負荷を減らすだけでなく光熱費やガソリン代の節約にもなり生活がより豊かになるきっかけとなるので、是非出来そうなところから実践してみてください。

省エネ以外にもご家庭で取り組めるエコ活動

これまで個人で取り組める省エネの方法について紹介してきましたが、ここからはより『エコ』の視点でご家庭でできる取り組みを紹介していきます。

フードロスを減らす

フードロスとは食品ロスのことであり、定義としては『まだ食べられるはずなのに捨てられてしまう食品』のことを指します。実は廃棄される食品を処理するために大量の資源や莫大なコストが投じられていることをご存じでしょうか?これらの問題に対処するため、個人でできるフードロスを減らす工夫を紹介します。

 ・消費期限、賞味期限は自分の生活をよく考えて選ぶ

 ・『安いから』という理由で食べきれないほどの大量購入はしない

 ・作り置きの忘れを防ぐために、冷蔵庫の中身は定期的に確認する

 ・可食部の過剰な除去は控える

 ・レトルト食品や缶詰などの備蓄は、定期的に消費期限を確認して期限が迫っているものから食べる

 ・残った料理の持ち帰りがOKの店舗もあるため、外食時はそういったお店をえらぶ

エコバックを使う

レジ袋が有料化してしばらく経ちましたが、いまだにエコバックを利用していないという方もいるかと思います。そんな方には是非エコバックの利用をしていただきたいですが、実は持っていても活用できていない方も多いのではないでしょうか?そういった方々のためにも、エコバックを使う工夫について紹介します。

 ・よく利用するカバンやバックに小さめのエコバックを常に入れておく

 ・買い出しの量が予想できない時は、サイズ別に複数のエコバックを持参していく

 ・玄関などの外出時目に入りやすい場所に、エコバックを置いておく

 ・エコバックは常に取り出しやすい場所に入れておく

エコバックを持っていても持ち歩くのを忘れてしまったり、取り出すのがおっくうでレジ袋を選んでしまったり、持参したエコバックの大きさが合わず使えないといった経験は多く方にあると思います。そういった方々は、是非これらの工夫をしてみてください。

まとめ

省エネやエコといったワードは私たちの生活にすっかりなじんだ言葉になりましたが、実際のところそれらを意識した生活が出来ている方は少ないのではないかと思います。その理由には、具体的な方法がわからない&知らないといったことも大いに関係しているでしょう。実際に省エネの方法やエコに対する取り組みを見ていくと、どれも心がけ次第で簡単に取り組めるものがほとんどですので、皆さん今回紹介した省エネやエコへの取り組みに是非チャレンジしてみてください。毎日の積み重ねが大きな効果につながります。