アーティスト活動をされる一方で寄付への活動も積極的に行われているスポンテニアのMASSATTACKさんこと福原正隆さん 。最終回ではMASSATTACKさんの今後の活動や読者に伝えたいメッセージをお伺いしました。

こどもの笑顔弁当:https://smile-kids.gift

今後の活動について

-MASSATTACKさんの今後の活動の展開についてお聞かせください、

こどもの笑顔弁当の活動とは別に、Global Gift GALA*のチャリティーのイベントに携わる予定です。

Global Gift GALA:ハリウッドスターのエヴァ・ロンゴリアさんを始め数々の著名人がアンバサダーを務める団体。直近ではカンヌやロンドンなどでチャリティーイベントが行われる予定。

このGALAのイベントが2022年9月14日に日本で初めて六本木で開催されることになりました。以前から話は出ていたのですが、コロナの影響もありようやく実現することになりました。今後はこのようなイベントを仕掛けていきたいと考えています。

-そのようなチャリティーイベントには、どのような気持ちで関わっていきたいと思われますか?

今の世の中は、チャリティーという言葉が一人歩きしているように感じています。ですので、チャリティーをもっと身近なものに感じられるように、そして憧れの対象になってもらえるようにしていきたいです。ハイエンドなものから庶民的なものまで、そんな2面性を持たせていければ面白いですよね。また、こんな大人になりたいというロールモデルを子ども達に見せていくことができればいいなと思っています。

読者へのメッセージ

-最後にALT MEDIAの読者に向けてメッセージをお願いします。

以前マイケル・ノーベル*さんとお話ししたときのエピソードなのですが、マイケルさんから、”日本は昔、技術でもお金でもトップだったのに、今は違うよね。このことについて若い人たちはどう思ってるの?”と聞かれたことがあります。

マイケル・ノーベル博士:ノーベル賞の創設者であるアルフレッド・ノーベルの曾甥にあたる。ノーベル財団の理事長などを歴任し、現在はノーベル・チャリタブル・トラスト 財団会長を務める。

それに対する僕の見解は、若い人たちは、お金ではない部分に価値を求めるようになってきたのではないかということです。お金がたくさんあって浮かれていたけれど、バブルが弾けてそれが一気に無くなった、そんな光景を幼い頃に目の当たりにした世代の価値観は、お金では表せない本質的なものへシフトしているように感じています。そうした中で重要になってくるのは、寄付であったりチャリティーであったりするのではないでしょうか。

寄付をやったことがない方は、ぜひ1度でもいいからトライしてみてください。何かが変わっていくきっかけになっていくと思いますよ!

4回のインタビューを通じて、MASSATTACKさんの寄付やチャリティーに対する思いを知ることができました。寄付ってオシャレだね!と言える社会になるにはまだまだ時間はかかりそうですが、わたしたちの意識や行動で少しずつ変えていくことができるのではないでしょうか。