信頼できる寄付先とは?
皆さんは寄付をしたいと思ったときにどんな寄付先に寄付をしたいですか?寄付に興味がわき、実際に寄付先を調べてみるとその多さに驚いてしまう方もいるかもしれません。現代では取り組む問題からその活動規模の違いまで、本当に様々な寄付先が存在しています。これらの中から自分にあった寄付先を選ぶことは一苦労です。どうせ寄付をするのであれば、本当に信頼できる寄付先に寄付をしたいですよね。そんな時におすすめなのが「信頼できる寄付先を見極めるポイント」をみて判断することです。これから紹介するのは誰でも簡単に信頼できる寄付先を見極める方法なので、寄付に興味がある方は是非参考にしてみて下さい。
「認定NPO法人」か「公益社団法人」であること
信頼できる寄付先の条件などで調べると、必ずと言っていいほど「過去の実績がある」という条件が出てくると思います。しかし、一般の人が実績の有無やその規模感を判断するなど本来無理な話です。そこで一目で誰でも実績の有無を判断できる方法として「認定NPO法人」か「公益社団法人」を選ぶ方法があります。これらの文字がついている寄付先は、政府が定めた非常に厳しい審査基準をクリアしています。具体的には過去2年で年間の寄付金総額のうち3000円以上寄付している人が平均で100人以上いることや、寄付先の収入における寄付金の占める割合が5分の1以上占めるといった基準をクリアしています。これらの条件は簡単に到達できるものではありません。真剣にかつ長い間活動を行っている寄付先だからこそ取得できるものです。そういった理由から、過去の実績の有無を判断する際には、これらのどちらかを選ぶことをおすすめします。
活動内容の報告が公式HPでされていること
寄付する際にほとんどの方が公式HPを見ると思います。その時に近年の活動報告がされているか、しっかり確認して下さい。過去の実績がある寄付先でも、近年の活動報告がされていない場合は活動が止まってしまっている場合があります。信頼できる寄付先である場合、公式HPの目立つところに近年の活動報告がされていたり、また「活動報告書」といった項目があって全ての活動記録が公開されています。その内容まで詳しく判断することは難しいかもしれませんが、公式HPで活動内容を公開しているという点が重要です。これは活動内容に透明性があることの表れなので、そういった項目があるだけでも怪しい寄付先を避けることができます。
寄付の手段が多いこと
寄付する際の決済方法には様々なものがありますが、その種類の多さは信頼できる寄付先を見極めるポイントになります。興味がある寄付先の決済手段が現金やクレジットカード以外の決済方法に対応しているのか見てみて下さい。具体的には、銀行振込、携帯電話のキャリア決済、Suicaといった電子マネー、ポイント利用などです。これらの決済方法に対応している場合、その寄付先は各種サービスを提供している会社の審査に合格しているということになります。基本的に決済方法の審査は厳しいものなので、怪しい寄付先はこれらの決済方法に対応することができません。なので自分が選ぼうとしている寄付先がこれらの決済方法に対応していた場合、信頼できる寄付先であるといえます。
おすすめの寄付先で上位にでてくること
ここまで誰でも簡単に信頼できる寄付先を見極めるポイントを紹介してきましたが、自分の判断に自信がもてないという方もいると思います。そんな方におすすめしたいのが、「寄付おすすめ」といったワードで検索した際に上位に表示されている寄付先を選ぶことです。これらのワードで上位にくる寄付先は基本的に今まで紹介したポイントをクリアしています。より納得して寄付先を選びたい方は自分の目で確認することをおすすめしますが、その手間をかけずとも上位に表示されている寄付先は安心して寄付することができるようになっています。もし最低限の労力で信頼できる寄付先を選びたい方がいたらこの方法がおすすめです。
各ジャンルにおけるおすすめの寄付先
寄付には様々なジャンルがありますが、各ジャンルの中で本当に信頼できる寄付先をいくつか紹介したいと思います。これらの寄付先は基本的に今まで紹介したポイントを満たしているので、気になった方は是非公式HPを見てみてください。
〇恵まれない子供たちを助けたい方へ
公益財団法人 日本ユニセフ協会
〇人権を守る活動を支えたい方へ
国際協力NGOジョイセフ(JOICFP)
〇災害の被害者を支援したい方へ
空飛ぶ捜索医療団ARROWS
避けるべき寄付先はあるの?
これまで信頼できる寄付先のポイントを紹介してきましたが、逆に信頼できない寄付先のポイントはあるのでしょうか。基本的には信頼できるポイントの逆を満たしていると、信頼のおけない寄付先になります。その中でもとくに注意すべき点は「活動報告がない」という点です。例えばその他の項目は信頼できる寄付先の条件を満たしているとしても、活動報告がされていなければ何に寄付金が使われているのか、本当に活動しているのか判断することが出来ません。自分が納得して寄付をするためには、そのお金が何に使われているのかはっきりしている必要があります。なので、近年の活動報告がない寄付先や、そもそも活動報告の欄がないような寄付先は避けるようにしましょう。
一番大切なことは寄付するという行為
自分が納得して寄付をするために信頼できる寄付先を選ぶことは大切ですが、そこにばかり気をとられて寄付できずにいては元も子もありません。寄付というものは本来正解不正解がなく、自分の気持ちが伴ってさえいればそれで良いといえます。寄付にお金使う人の方が、自分にお金を使うよりも幸福度が高いといった研究結果があります。また寄付していると税金の控除が受けられるといったメリットもあります。これらの点だけ踏まえても、自分が寄付したいと思った寄付先に寄付する意義があるといえます。信頼できる寄付先を選ぶことだけに集中するのではなく、寄付したいと思ったときに行動することが最も重要です。その中でより良い体験をするために、今回紹介したポイントを参考にしてみてください。
まとめ
寄付先が数多く存在する現代では、寄付したいと思ってもどこに寄付すればよいのか迷ってしまう方も多いと思います。しかし寄付したいという気持ちがわいてきたときに、行動することが何よりも大切です。そのため本記事では、なるべく簡単に誰でも判断できるポイントについて紹介してきました。これらの点をおさえていれば、寄付先を選ぶ際に怪しい団体を選んでしまうことはありません。自分で調べる時間がないという方も、是非本記事で紹介した寄付先や「寄付おすすめ」といった検索で上位にでてくる寄付先を参考にしてみて下さい。寄付は誰もが自分のペースで始めることのできる人助けです。寄付をしたいという気持ちがあるときに行動することによって、より満足感や幸福感のある寄付体験をすることができます。寄付は数百円といった価格から出来るので、是非一度試してみてはいかがでしょうか。