SDGsは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略になります。SDGsは持続可能な開発目標のことを指しています。2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発のための2030アジェンダにて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のことです。17のゴールと169のターゲットから構成され、地球上の誰一人取り残さないことを誓っています。

1,貧困をなくそう

あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ。

2030年までに極度の貧困をあらゆる場所で終わらせることや、貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援するため、国、地域及び国際レベルで貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを構築するなど。

2.飢餓をゼロに

飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する

2030年までに飢餓を撲滅し、全ての人々、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにすることや、2030年までに、生産性を向上させ生産量を増やし、生態系を維持し、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水及びその他の災害に対する適応能力を向上させ、漸進的に土地と土壌の質を改善させるような、持続可能な食料生産システムを確保し、強靭な農業を実践するなど。

3.全ての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

2030年までに世界の妊産婦の脂肪率を出生10万人当たり70人未満に削減することや、2030年までにエイズ、結核、マラリア及び顧みられない熱帯病といった伝染病を根絶するとともに肝炎、水系感染症及びそのほかの感染症に対処する、2030年までに非感染症疾患による若年死亡率を予防や治療を通じて3分の1減少させ精神保健及び福祉を促進するなど。

4,質の高い教育をみんなに

すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

2030年までにすべての子供が男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにすることや、2030年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子供など脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにするなど。

5.ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダーの平等を達成し、すべての女性を女児のエンパワーメントを図る

あらゆる場所における全ての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃することや、女性の能力強化促進のため、ICTをはじめとする実現技術の活用を強化するなど。

6.安全な水とトイレを世界中に

すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

2030年までに全ての人々の安全で安価な飲料水の普遍的かつ衡平なアクセスを達成することや、水と衛生に関わる分野の管理向上における地域コミュニティの参加を支援・強化するなど。

7,エネルギーをみんなにそしてクリーンに

すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する

2030年までに安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保することや、2030年までに世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させるなど。

8.働きがいも経済成長も

すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する

各国の状況に応じて、一人当たり経済成長率を持続させる・特に後発開発途上国は少なくとも年率7%の成長率と保つことや、国内の金融機関の能力を強化し、全ての人々の銀行取引、保健及び金融サービスへのアクセス促進・拡大するなど。

9.産業と技術革新の基盤をつくろう

強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る

全ての人々に安価で公平なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援するために地域・越境インフラを含む質の高さ、信頼でき持続可能かつ強靭なインフラを開発するなど。

10.人や国の不平等をなくそう

国内および国家間の格差を是正する

2030年までに各国の所得下位40%の所得成長率について国内平均を上回る数値を漸進的に達成し持続させることや、2030年までに移住労働者による送金コストを3%未満に引き下げ、コストが5%を越える送金経路を撤廃するなど。

11.住み続けられるまちづくりを

都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする

2030年までに全ての人々の、適切、安全かつ安価な住宅及び基本的サービスへのアクセスを確保し、スラムを改善することと、2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減するなど。

12.つくる責任つかう責任

持続可能な消費と生涯のパターンを確保する

開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組みを実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じるなど。

13.気候変動に具体的な対策を

気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

全ての国々において、気功関連災害や自然災害に対する強靭性及び適応の能力を強化することと、気候変動対策を国別の政策、戦略及び計画に盛り込むなど。

14.海の豊かさを守ろう

海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

2025年までに海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減するなど。

15.陸の豊かさも守ろう

陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

2020年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥地をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保するなど。

16.平和と公正をすべての人に

持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する

あらゆる場所においてすべての携帯の暴力及び暴力に関連する死亡率を大幅に減少させることや、あらゆる形態の汚職や贈賄を大幅に減少させるなど。

17.パートナーシップで目標を達成しよう

持続可能な開発に向けて実地手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

課税及び微税能力の向上のため、開発途上国への国際的な支援なども通じて、国内資源の動員を強化するなど。

SDGSsへの身近な取り組み例

食品ロスを解消する

食品ロスが問題になっている中、解消するために取り組んでいるところもあります。まだ食べることができるものがどんどん捨てられていることをなくすようにしています。

食育活動

教育の現場にもSDGsの取り組みは広がっています。生徒の給食などのいくつかの食材は園内の畑で栽培したものが使われ、米は園内の木を枝打ちしたものを使って炊いているところもあります。

個人の取り組み

エコバックやマイボトルの利用、地元の食材を使う、水や電気の使用量の削減、食品ロスを減らす、ペーパーレスにするなどを積極的に行っていきます。