ソフトバンクとは

出典:softbank.jp

ソフトバンクは、携帯電話や モバイルコミュニケーション、データ通信を中心とした国内の大手通信事業者のひとつで、ソフトバンクグループの持ち株会社の名称です。

1981年日本ソフトバンクとして設立されました。いまやインターネットサービスをはじめとした通信手段は、人間の生活に欠かせません。

情報通信・テクノロジーを駆使するソフトバンクがどのようにSDGsに取り組んでいるのかをご紹介します。

ソフトバンクが推進するSDGsへの考え方

ソフトバンクはどのような考え方をもってSDGsに取り組んでいるのでしょうか。ソフトバンクは、自社のテクノロジー技術を最大限に活用することでSDGsに貢献したいと考えています。そのため内閣府が掲げる「Society 5.0」に対しての参画も重要であるとの捉え方です。

内閣府が掲げる「Society 5.0」への参画

内閣府は、第5期科学技術基本計画において目標とする未来社会の在り方として「Society5.0」を提唱しています。

「Society5.0」とは、狩猟社会を「Society1.0」とし、農耕社会、工業社会、情報社会とステップし、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)」を示しています。

簡単に言うとテクノロジーを駆使することでさまざまな格差をなくし、だれもが必要な知識や情報を共有して活躍できる世界構築を目指すものです。

出典:cao.go.jp/cstp/society5_0/

技術革新の活用で地球の未来を切り開く

高度なテクノロジーや情報通信の技術を持つソフトバンクは、「Society5.0」に対してあらゆる面で役立つことが可能です。

革新技術を駆使することで社会課題を解決し、SDGsへの達成とサステナブルな未来社会への実現を目指し、先進的な活動を開始しています。

ソフトバンクのサステナビリティとマテリアリティ

ソフトバンクのサステナビリティに対する基本方針は以下です。

  • すべてのモノ・情報・心がつながる持続可能な社会の実現

さらにソフトバンクのマテリアリティは、SDGsの目標と照らし合わせて構築されました。

ソフトバンクが掲げるマテリアリティ(重要課題)

マテリアリティとは企業における重要課題のことです。経営理念の「情報革命で人々を幸せに」を実現するために、ソフトバンクはマテリアリティに6つの項目を掲げています。SDGsに関連して構築されたマテリアリティを具体的に見ていきましょう。

6つのマテリアリティ

  1. DXによる社会・産業の構築

SDGs目標1、2、3、8、9、11、17に関連。AIなどの最新テクノロジーを駆使して新たなビジネスを創出し変革するためのソリューションへの提供を目指します。

  1. 人・情報をつなぎ新しい感動を創出

SDGs目標1、3、4、8、9、10、11に関連。スマートデバイスの普及を促進し、人や情報をつなぐ魅力的なプラットフォームの提供に貢献します。

  1. オープンイノベーションによる新規ビジネスの創出

SDGs目標3、4、8、9、11、17に関連。グローバル企業とのつながりを生かして新ビジネスの創出や、テクノロジーモデルを展開して高度な人材の育成や組織構築を推進します。

  1. テクノロジーのチカラで地球環境へ貢献

SDGs目標3、6、7、12、13、14、15、17に関連。最新テクノロジーを活用し次世代に持続可能な未来をつなげるための循環型社会の構築。自然エネルギーの普及に貢献します。

  1. 質の高い社会ネットワークの構築

SDGs目標9、11、13、16に関連。通信ネットワークはライフラインとしても重要であるとの考え方から、安定的につながるネットワークの維持と顧客のデータ保護に関して全力を尽くします。

  1. レジリエントな経営基盤の発展

SDGs目標1、3、4、5、8、10、12、16、17に関連。社会への信頼と誠実を培うためにコーポレート・ガバナンス体制の高度化を図り、さらにステークホルダーとの対話を継続的に実施します。また、イノベーションの拡大と従業員の幸福度にも配慮します。

ソフトバンクのSDGsへの取組み事例紹介

それでは最後にソフトバンクのSDGsへの実際の取り組み事例をご紹介します。

【「ダイバーシティWEEK」への取り組み】

ソフトバンクでは、社員が多様性に対しての気づきやSDGsの意味を感じてもらうために「ダイバーシティWEEK」を開催。障害のある方やLGBDQの方の話を聞いたり、難民をテーマにした映画を見たりとさまざまなテーマに取り組んでいます。

【次世代電池の開発】

「電池の進化はデバイスの進化に直結している」として、ソフトバンクだからこそできるユニークなアプローチで、積極的に次世代電池の開発を推進。開発の一環としてレアメタルを使用しない有機電池・空気電池の研究も行われており、実現すれば環境保全につながる期待も持たれています。

【HAPSエコシステムの構築】

世界中をつなげるという壮大なビジョンの元、地上約20キロメートルの上空で成層圏通信網を構築するプランを掲げた「HAPSアライアンス」に、ソフトバンクは創設メンバーとして参画。HAPSエコシステムは通信ネットワークとしてだけではなく、モニタリングや監視機能で、山火事や気候変動への対策システムとしても期待がかかっています。

まとめ:すべてのモノ・情報・心がつながる世界を目指して

ソフトバンクのSDGsを達成するコンセプトは「すべてのモノ・情報・心がつながる世の中を」です。これらが達成される社会は差別のない世界の実現でもあります。

グローバルな規模で最新のテクノロジー技術を活用できるソフトバンクだからこそ、SDGsに対しても大きな貢献を果たすことは間違いないでしょう。さらなる躍進に今後も注目していきたいと思います。