上白石萌音とは
女優として数多くの人気作品に出演している上白石萌音さん。高い演技力で多くのファンを魅了しています。
幼少期から歌や踊りが大好きで、2011年中学1年生で受験した「東宝シンデレラオーディション」で審査委員特別賞を受賞し、芸能界入りを果たしました。
芸能界に入った年の9月にHOME MADE 家族の「スターとライン」のプロモーションビデオに出演。これが映像作品初出演作品となります。
さらにこの年の11月に大河ドラマ「江〜姫たちの戦国時代」でドラマデビューを果たしました。
その後も次々と人気作品に出演し続けています。
一方で歌手としての活動も開始。2014年には自身の主演映画「舞妓はレディ」の役名でのシングルをリリース。
2016年に劇場アニメ「君の名は。」の主題歌などを集めたカバーアルバムを発売し、正式に歌手デビューしました。
クラウドファンディングで寄付を募る
「この度の報に接し、心よりお見舞い申し上げます。ご協力よろしくお願いいたします。」と手書きのメッセージが書かれた画像がトップページに現れます。
これは、上白石萌音さんが立ち上げたクラウドファンディングのプロジェクトです。
2021年7月3日に、静岡県熱海市を中心とした大雨・土砂災害が発生しました。この災害では、災害関連死を含む28名の方が亡くなり、136棟の建物が被害を受けました。
上白石萌音さんは、このクラウドファンディングのページでこのように呼びかけています。
「今わたしはツアーを回っています。こうして音楽を楽しめている一方で、ゆっくり眠ることすらままならない方々がいらっしゃることを思い、何かできることはないかと、会場に緊急募金箱を設置しました。直接足を運べない方々からのお気持ちをお受け取りする場所も作れたらと、この場を設けさせていただきました。」
このクラウドファンディングを立ち上げた経緯と、自身のライブ会場にも募金箱を設置したことを伝えました。
上白石萌音さんのクラウドファンディングは、500円から支援が可能で、支援をした人には上白石萌音さんからの限定ビデオメッセージやオリジナルメッセージカードなどが贈られました。
7497人もの支援者によって総額8,948,888円が集まったこのクラウドファンディング。
コンサート会場やポップアップストアでの募金との合計金額は10,517,218円となりました。
集まった義援金は、2021年9月30日に熱海市災害義援金に寄付されました。
チャリティグッズの収益金を寄付
熱海市土砂災害以外にも寄付活動を行っています。
2020年9月に発売された上白石萌音さんのチャリティグッズ「note」キャンドル。このグッズの売上利益金額と、上白石萌音さんからの追加寄付金を合わせた合計120万円を、「社会福祉法人 全国重症心身障害児（者）を守る会」に寄付したことを公式ホームページで公表しました。
「社会福祉法人 全国重症心身障害児（者）を守る会」とは
「社会福祉法人 全国重症心身障害児（者）を守る会」は、「最も弱いものをひとりももれなく守る」を基本理念に掲げ、施設対策と在宅対策の運動をすすめている団体です。
身体的にも知的にも重い障害を持つ重症心身障害の子を持つ親の会です。
全国に支部があり、親の意識の啓発と、親同士の連携を密にするために地域活動や施設活動をおこなっています。
まとめ
女優・歌手として活躍する上白石萌音さんのこれまでの寄付活動について紹介しました。
上白石萌音さんは、自分で寄付をするのはもちろん、クラウドファンディングや募金活動によってより多くの寄付金を集めてきました。
その知名度で多くの人々に支援を呼びかけることによって、多くの人々が支援に関われる機会を作ってくれているのではないでしょうか。
芸能人の寄付は、しばしば「偽善だ」「売名だ」などと批判されることも。
それでも多くの芸能人が寄付や慈善活動を公表しているのには「偽善」や「売名」ではない意味があるのではないでしょうか。
自分たちが寄付をしたことによって、「一人でも多くの人々に寄付や慈善活動に関心を持ってもらいたい」「少しでも良いから、寄付に参加してくれたら」といった思いで公表しているのではないでしょうか。
この記事を読んで、少しでも寄付に関心を持たれたのであれば、この機会にぜひ少額でも寄付をしてみてはいかがでしょうか。
そうした小さな一歩が、困っている人々にとって大きな力になるのです。
