米津玄師とは
米津玄師さんは、シンガーソングライター、作曲家、プロデューサー、アーティストなど、幅広く活動しています。
イラストレーターや映像作家などの分野でもクリエイティブな才能を発揮しています。
2009年頃から「ボカロP・ハチ」名義でインターネットを中心に活動をしていましたが、2012年に「米津玄師」名義のアルバム「diorama」でソロデビュー。その翌年の2013年にメジャーデビューを果たしました。
CDショップ大賞や日本レコード大賞など数々の賞を受賞し、音楽性が高く評価されました。
2014年に発売した「アイネクライネ」が大ヒットし、その後も「Lemon」や「Flamingo」「パプリカ」などのヒット曲を数多く生み出し続けています。
2020年には、日本人初の月間アルバム売上が世界で1位を獲得しました。
アルバムの収益の一部を寄付
2020年11月19日に公開された米津玄師さんの「カナリヤ」のミュージックビデオ。「万引き家族」などで知られる映画監督是枝裕和さんが制作しました。
ビニールカーテンで仕切られた病室や感染予防シート越しのコンビニのレジ。コロナ禍前では当たり前だった「触れ合う」という日常が失われつつある今の様子を、短編映画のように表現しています。
公開と同時に話題となったこのミュージックビデオは、数時間で再生回数45万回を記録しました。
この「カナリヤ」が収録されたアルバム「STRAY SHEEP」の収益の一部は、「カナリヤ基金を通じてコロナ禍で困窮している方々に寄付していく」と明らかにしました。
ヒット曲「パプリカ」の印税を全額寄付
米津玄師さんは、アルバムの収益金の寄付以外にも寄付活動に積極的に取り組んでいます。
未来へ向かって頑張っているすべての人を応援する楽曲として、米津玄師さん自らがオーディションをおこない、プロデュースしたのが男女4人組の「Foorin」です。彼らが歌い、2017年に大ヒットしたのが名曲「パプリカ」です。
「この曲が流れると、子どもたちが自然と踊りだす」とまで言われ、誰もが一度は耳にしたことのあるこの楽曲。米津玄師さんは2017年の発売から2021年12月31日までの印税を全額「独立行政法人 日本スポーツ振興センター スポーツ振興基金」に寄付しています。
米津玄師さんの寄付は、次世代アスリートの育成のために役立てられるそうです。
「独立行政法人 スポーツ振興センター」とは
米津玄師さんがパプリカの印税を全額寄付しているという「独立行政法人 スポーツ振興センター」とは、どのような団体なのでしょうか。
「独立行政法人 スポーツ振興センター」は、「スポーツの推進と人々の健全な発達、健康で豊かな生活を実現し、公正で活力ある地域・社会、平和と友好に満ちた世界に貢献する」ことを基本理念として掲げ、「未来を育てよう、スポーツの力で」をビジョンとし、次世代アスリートの育成などに力を入れている独立行政法人です。
スポーツ振興センターへの寄付は、スポーツや学校安全のさらなる発展のために使われます。
まとめ
米津玄師さんのこれまでの寄付活動について紹介しました。
米津玄師さんはこれまで、公の場で寄付やその真意について自ら語ることはしていません。
ただ、米津玄師さんの寄付は「頑張っている人を応援したい」という思いが込められていることは間違いないのではないでしょうか。
「コロナで困窮している方々への寄付」と「次世代アスリートの育成のための寄付」。
どちらも頑張っている誰かを応援するためのものです。
本人の口で語らずとも、「誰かを応援したい」という米津玄師さんのメッセージが伝わってくるようです。
これまでに、寄付や慈善活動に対してあまり関心がなかった方も、ぜひこの機会に一度寄付や慈善活動について考えてみませんか?
米津玄師さんのように、自分が「応援したい人」や「興味のある分野」のさまざまな団体が、あなたからの寄付をまっているかもしれません。
スポーツに興味がある人、音楽に興味がある人、芸術に興味がある人。
それぞれの人に合った寄付先を、探してみてはいかがでしょうか。