土屋太鳳とは
土屋太鳳さんは、1995年2月3日生まれ、東京都出身の女優です。血液型はO型。2005年、オーディション『MISS PHOENIX』で審査員特別賞を受賞。2008年、映画『トウキョウソナタ』で女優デビュー。2015年、NHK連続テレビ小説『まれ』でヒロインを務めました。以降、映画『orange』、『青空エール』、『兄に愛されすぎて困ってます』など様々な作品に出演。
「太鳳(たお)」という名前は本名です。胎児の性別を教えない産院で生まれたため、名前を決めるのに困った母親が「生まれたばかりの裸の赤ん坊が雲の上で寺子屋のような低い長机に正座し、細長い紙に筆で『二月三日生まれ 女 太凰』と書いていた」という内容の予知夢を見たことに由来しています。
予定日は先だったが夢見どおり2月3日朝に突然女児が誕生したため、「女の子なのに『太』という字を名前につけていいのか?」と、家族が「太」の字を中国の辞書で調べたところ、「女性の尊称にも使う」と書かれていたことから、女児に使ってもよいだろうとの結論に至りました。しかし、1995年当時「凰」は人名用漢字に指定されていなかったため、「雄のフェニックス」という意味になるが形と意味が似ている「鳳」を使い、「太鳳=たお」と命名されました。
芸能界入りのきっかけとなった「ミス・フェニックス」オーディションには、名前のつながりから「私だ!」と思い、直感で応募したそうです。
2008年に公開された『トウキョウソナタ』 で映画デビューを果たしました。その撮影現場で共演者の香川照之・津田寛治と交流し、彼らの仕事ぶりを目の当たりにしたことで、女優への決意を強めたといいます。
また、土屋太鳳さんは、滑舌をよくするために舌の一部の除去手術をしたり、役作りのためトレードマークだったロングヘアを40cm切ったりしたこともあり、そんな土屋のストイックさに大物俳優やタレントたちからの評価も高いとのことです。
24時間テレビ「募金ラン」に参加
毎年恒例の日本テレビ「24時間テレビ」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、沿道で観客が密になる恐れのある名物企画、チャリティーマラソンは行わない意志を示しました。新たなラン企画として、シドニー五輪マラソン女子金メダリストの高橋尚子さんによる「募金ラン」が実施されました。
土屋さんは、22日から23日にかけて放送された日本テレビ「24時間テレビ」で、「チームQ」のメンバーとして参加。1周5キロごとに10万円という走った距離に応じて募金額を増やしていくという方式で、チームQとして120キロ、土屋は30キロを走破。高橋さんの分と合わせて、募金額は470万円となりました。
最後には「家の周りをグルグル走っていた子どもの頃!」と初々しい写真を添え、「一日目のゴールをしたあと汗でメイクが落ちていてすっぴんになっていたのをテレビで観た家族が『変わらないねー!』と送ってきました」と、挑戦後の家族とのやり取りも明かしました。
土屋太鳳が語る寄付への想い
土屋太鳳さんは、自身のインスタグラムで、チャリティーへ参加することの意味を長文でつづりました。
土屋さんは、2回目の挑戦となる後半のスタート前にインスタグラムを投稿。
”日本にはチャリティー活動がまだあんまり根付いてないと聞くことがありますが、確かに寄付や支援に関する話題は難しいのかなと感じることもあるし 『偽善』という感じ方も存在すると思います。お金をかけて番組を作るなら、そのお金を寄付すればいいという意見も目にします”
”安全への配慮のしかたや 大事にする視点によっていろいろな考え方があると思うし、いろいろな意見があること自体がとても大切だと思います”
”そのいろいろな考え方のひとつとして私が思うのは、寄付や援助だけだと、『する側』と『される側』という、2つの立場しか生まないかもしれない。そうなったら結局『限られた世界でのやりとり』になってしまって問題が広く認識されないのかなと思うし自分自身そう感じる体験もありました”
”社会の中で、孤独と闘いながら踏んばってる人たちがいるということは、『伝えなければ 伝わらないこと』だと思います。伝わってないから孤独なのだと思います”
”お金を集めるシステムというよりは『たくさんの人の心が 集まるしくみ』を考えなきゃいけない気がしていて、それにはまず『伝えること』が一歩なのかもしれないと自分では思ってます”
と思いの丈をSNSに投稿しました。
私たちにできること
明るい性格とその真っ直ぐな姿勢でファンを魅了してきた彼女の行動力には心動かされた人は少なくないはずです。
皆さんも、ぜひこの機会に身の回りの寄付やチャリティに参加してみてはいかがでしょうか。