野村周平とは?
野村周平さんは1993年11月14日生まれ、兵庫県出身の俳優です。2009年に開催された『アミューズ全国オーディション2009』で応募者約30,000人の中からグランプリを獲得し、翌年からはドラマ『新撰組PEACE MAKER』で俳優デビューを果たしました。2012年にはNHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』に出演し、一躍注目を集めることになります。その後も映画・ドラマ・舞台など、幅広い分野で活躍を続けています。実は芸能界へのデビュー前はスノーボード選手であり、数多くの大会で受賞していたことは有名です。
野村周平主演『アライブフーン』でクラウドファンディング開催!
野村周平さんに関するチャリティー活動について調べてみると、主演をつとめた2022年6月公開の映画『アライブフーン』でクラウドファンディングプロジェクトが開催されていたことが分かりました。『アライブフーン』は日本発祥の唯一のモータースポーツ(ドリフト競技)と、世界中の自動車ファン・ゲームファンを魅了し続けるドライビングゲーム(グランツーリスモ)を題材としたエンタテインメント作品です。こちらの作品では日本が世界に誇るドリフトキング『土屋圭市』監修の下、世界トップのドリフトチーム、D1グランプリのチャンピオンたちの実走出演でリアルを追求したそうです。この『アライブフーン』にて開催されたクラウドファンディングプロジェクトは『福島創生ムービーである本作を【フクシマから世界へ向けて】のメッセージを発信する機会として、福島で完成披露上映イベントを実現したい』という強い気持ちから実施されました。クラウドファンディングで集まった寄付金は、福島県での完成披露上映イベント開催等の必要経費を差し引いた金額を2011年東日本大震災・2022年3月16日福島県沖地震の復興支援に寄付されたそうです。
また、本作に関わるクラウドファンディングだからこそのリターンも話題となりました。なんとリターンは『アライブフーン』の監修であり本人役をつとめるドリフトキングの土屋圭市さんと、トヨタ「86」の助手席に同乗しドリフトを体験できるほか、映画鑑賞券や舞台挨拶への招待、ロケ地・福島県の名産品セット、本作品の主人公・天才ゲーマー 大羽紘一(野村周平さん)から連想を得たe-sportsグッズに特化したプランまで計11種類の支援プランが用意されていたそうです。クラウドファンディングでここまで豪華なリターンがついている場合は珍しいので、寄付者にとって嬉しい企画だったと思います。
阪神淡路大震災の実話ドラマ『BRIDGE』で語った震災への想いとは
出典:higashinada-journal.com
野村周平さんは阪神・淡路大震災の実話ドラマ『BRIDGE』に出演した際に、自身の震災への想いを以下のように語っていました。
『兵庫県出身ですし、このお話が来た時は嬉しかったです。僕自身も小さいころに震災を経験した人間なので、震災復興の物語に参加できるのはありがたいです。当時の写真を見せてもらったこともありますが、驚きました。両親に僕がどんな感じだったかと聞いたら、(子どもだから)「地面が揺れてるって喜んでたよ」って。あとは親父がたんすの下敷きになったというのは聞きました。東日本大震災で、初めて記憶に残る震災を経験して、その時に驚きで言葉が出なくなりました。(阪神淡路大震災が)これ以上だったんだと思うとやはり怖いです』
まとめ
いかがでしたか。野村周平さんがこれまでに演じてきた作品では、クラウドファンディングによる被災地への寄付が行われていたり、阪神淡路大震災の実話ドラマを演じ震災への気持ちを語るなどしていたことが分かりました。どちらかというと世間からはやんちゃでカッコいいイメージの強い野村周平さんだと思いますが、こういった取り組みに参加したり、しっかりとした考えを持っているところを見ると、これからの活動をますます応援したくなりますね。