出典:shueisha.co.jp
日本を代表する女優のひとりである広末涼子さん。
日本人であれば誰もが知る、人気女優であることは間違いありませんよね。
1995年のデビュー以来、第一線で活躍し続ける広末涼子さんは、故郷である高知市へのふるさと納税や、寄付活動などを積極的に行っています。
そこで今回は、広末涼子さんが行ってきた寄付活動について紹介していきます。
広末涼子とは
出典:oricon.co.jp
高知県高知市出身の広末涼子さん。
1990年代後半に、「ヒロスエブーム」を巻き起こし、人気芸能人の仲間入りを果たします。
「MajiでKoiする5秒前」や「大スキ!」などのヒット曲を生み出した歌手の一面も持っています。
1994年、当時中学2年生だった広末涼子さんは、雑誌で見つけたCMオーディションに応募し、第1回クレアラシル「ぴかぴかフェイスコンテスト」でグランプリを受賞し芸能界入りします。
グランプリを受賞した翌年の1995年に、クレアラシルのCMでデビューし、同じ年の6月の「ハートにS」でドラマデビューしました。
その後も数々の作品に出演、第一線で活躍を続けています。
そんな広末涼子さんの、これまでの寄付活動について紹介します。
高知市へのふるさと納税
出典:tabetainjya.com
2009年12月、広末涼子さんの故郷である高知県高知市は、広末涼子さんが「ふるさと納税制度」に基づく寄付をしたと発表しました。
広末涼子さんは、この制度を利用し、2年連続で高知市に寄付をしました。
「高知の町が元気になる事業に生かしてほしい」と、高知市に意向を伝えたと言います。
市街地の活性化事業などに活用されたものと見られます。
寄付の金額は公表されていませんが、高知市長である岡崎誠也市長は、「大変嬉しい。広末さんのご活躍を、市民の皆さんと応援している」とコメントしています。
ふるさと納税制度とは
2008年4月の地方税法等の改正によって、この年の5月にスタートしたのが、「ふるさと納税制度」です。
人口減少などによる自治体の税収の減少への対応や、地方と大都市の格差の是正を目的とするために制定されました。
個人が、応援したい都道府県や市町村に対して寄付を行い、寄附金額が所得税や住民税から控除される仕組みです。
寄付を受ける自治体にとっては、新たな財源が生まれ、寄付をする個人にとっては、特定の自治体を応援しながら還付金や税金の控除が受けられるため、双方にメリットがある納税制度です。
世界エイズデーでのチャリティーオークション出品
出典:telling.asahi.com
世界エイズデー2019チャリティーオークションに、広末涼子さんは直筆サイン入り色紙を出品しました。
このチャリティーオークションの収益金は、入金後すみやかに「特定非営利活動法人エイズ孤児NGO・PLAS」という団体に寄付されました。
寄付金は、ケニア共和国やウガンダ共和国で、エイズによって親を失ったエイズ孤児や、孤児を抱える家庭などに対する支援活動に充てられます。
このチャリティーオークションに際し、広末涼子さんは次のようにコメントを寄せています。
「世界中の子供たちの幸せを願っています。私も、この活動を通して、少しでも貢献できたら嬉しいです。」
世界エイズデーとは
世界エイズデーとは、1988年にWHO(世界保健機関)が制定し、毎年12月1日に世界各国でエイズに関する啓発活動を行っています。
世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別や偏見の解消を目的に制定されました。
特定非営利活動法人エイズ孤児NGO・PLASとは
特定非営利活動法人エイズ孤児NGO・PLASは、「エイズに影響を受ける子供たちが未来を切り拓ける社会を実現する」というビジョンを掲げ、活動を行っています。
世界におけるエイズ孤児は、およそ1220万人にのぼります。
エイズ孤児とは、エイズによって両親または片親を亡くした18歳未満の子供のことです。
特定非営利活動法人NGO・PLASは主に、東アフリカのウガンダ共和国やケニア共和国で活動しています。
アフリカの人々が自らの力で地域や社会を変えられるよう、一人ひとりに寄り添い、共に歩む団体です。
まとめ
広末涼子さんの寄付活動について紹介しました。
いかがでしたか。
ふるさと納税やチャリティーオークションなどを活用し、寄付活動を続ける広末涼子さん。
第一線で人気女優として活動しながらも、多くの慈善活動に取り組んできました。
未だに日本では芸能人の寄付や慈善活動に批判的な意見も多いなか、このように積極的な活動を公表している広末涼子さん。
欧米ではステータスのようになっている寄付活動を、日本でも根付かせていくためには、広末涼子さんのような有名人が、積極的に取り組んでくれることがとても重要なのではないでしょうか。
とはいえ、芸能人のような多額の寄付や慈善活動は個人ではなかなか難しいもの。
少額の募金や寄付を受け付けている団体も多く存在します。
この機会にまずは少額から、自分にできる範囲の寄付や募金をはじめてみてはいかがでしょうか。