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小籔千豊(こやぶかずとよ)さんは、日本のテレビ番組で司会・俳優をつとめるなど、活躍の幅が広いお笑いタレントです。
大阪市に住まいを持つ彼は、過去に芸人という夢を諦めかけた後、今では人気を集める存在となっています。
小籔千豊さんは2021年、自らが大阪府公館で開いた「KOYABU SONIC2010」にて、集まった募金額38万4631円を大阪府福祉基金へ寄付しました。
「お客さん、出演者のみなさんが入れてくださったお金です。大阪府の福祉に役立てていただければ幸いです」と語る小籔千豊さん。
これだけ聞けば、お笑いタレントが気まぐれでおこなった寄付活動だと思われてしまうかもしれません。
しかし、その背景にあるストーリーや彼の人柄を知れば、きっと「寄付しようかな」と思えるはず。
この記事では、小籔千豊さんが行った寄付活動や彼の人柄をご紹介します。
小籔千豊が大阪府福祉基金へ寄付。内容とは?
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小籔千豊さんは2011年1月19日、音楽ライブ「KOYABU SONIC2010」を開催し、約1万7,000人もの参加者が集まりました。
この大型ライブを春に行う理由には、小籔千豊さんなりの参加者に対する思いやりがこもっています。
・夏にはフェスが多い
・夏の散財時期とずらせばお財布に優しい
・熱中症対策ができる
夏はイベントが多い時期だからこそ、お金がかかるタイミングも多くなるもの。
出費が重なる時期ではなく春に開催することで、より多くの人が気兼ねなく楽しめるよう調整しました。
さらに、ゴールデンウィーク後の土日で開催することで、交通費の高騰や渋滞に巻き込まれることから参加者を守ろう、という考えがあるとのこと。
開催の裏側には、小籔千豊さんの参加者に対する想いが隠れています。
大阪府福祉基金への寄付。なぜ?
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小籔千豊さんは、自身の住まいである大阪府の福祉基金へ寄付を送りました。
自身が住んでいる場所だから、という理由だけで、福祉への寄付を決めたのでしょうか?
本人は、「福祉に役立ててほしい」という言葉のみ残しています。
では、どのような背景があって、福祉を気にするようになったのでしょうか?
実は小籔千豊さんは、タレント業界でも有名な愛妻家。
仕事でどれだけ嫌なことがあっても家庭には持ち込まず、子供たちが寝てから静かに帰宅することで、家庭の平穏を大切にしているのだとか。
奥さんと一緒にいる20年以上のあいだ喧嘩をしたこともなく、「家族の健康が1割、後の9割は家族の為に頑張って働く」と公言しているのが小籔千豊さんという人柄です。
それだけ大切な家族が住む大阪府への寄付は、住む環境への感謝とともに、その土地を応援したいという気持ちの現れなのかもしれません。
小籔千豊の大阪府福祉基金にこめられた想いとは
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会場にて集められた募金額38万4631円は、小籔千豊さんから大阪府井手之上福祉部長へ手渡しされ、小籔千豊さんは後に感謝状を受け取りました。
そこで小籔千豊さんは、「僕は代表していただいただけで、本当はお客さんに(贈呈式に)参加していただきたかったぐらい」と語ったのだとか。
自分の幸せよりも他人の幸せを祈る人柄は、誰にでも真似できるものではないでしょう。
チュートリアルなど他のタレントからも、「あのとき募金ができなかったから」と後々寄付金を渡されたそうです。
小籔千豊さんはテレビの向こう側にいるタレントとしてだけでなく、周りの人へ直接影響するような人柄をもつということがわかるエピソードになりました。
人のことを思う行動は人へと伝わり、さらなる行動へと背中をおす可能性があります。
今後も影響力のあるタレントがどのように動くのか、せまっていきたいと思います。