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「ギョギョー!」と軽快な声で魚について語る「さかなクン」は、子供から大人までたくさんのファンを抱える魚好きとして知られていますね。
魚をみて楽しむだけでなく、魚をおいしく食べて感謝をしたり、魚の住む海に自らも潜ることで、魚の全てに愛情を注いでいるのがさかなクンらしさです。
魚は自然界に生きる生物であり、その生活は海の変化に敏感なのだと言います。
そんな魚と向き合うさかなクンにとって、魚の住む環境を守りたいと思うことは極めて自然なことでしょう。
しかしそんな海ですが、年々ゴミが増え、汚れが目立つようになっています。
さかなクンはSDGsの必要性を親身に受け取り、魚の住む海を大切にしたいと願っている人のひとりです。
この記事では、さかなクンの感じているSDGsの必要性や、海への思いに着目していきます。
さかなクンの感じる、SDGsの必要性とは?
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大のお魚好きであるさかなクンは15年以上も、ダイビングを楽しんでいるそうです。
もぐる海は日本にとどまらず、世界各国の海を堪能していえるのだとか。
そこで目で見て実感するのが、海の汚れです。
レジ袋などといったプラスチックのゴミや釣り糸がサンゴ礁に絡まっているのを見つけては、自分の手でとりのぞくのだと言います。
漁業や魚の生産にたずさわっている人は、海が汚れていく様子を毎日のようにみているからこそ、ことの重大さには気づいています。
しかし、消費者側がそれに気づかず他人事だと思っていれば、この状況は変わらないでしょう。
このような状況が続けば、いつのまにか海の豊かさは消えてしまうかもしれません。
1人ひとりがことの重大さに気づき、自分ごととして取り入れることが重要なのだと、さかなクンは考えているのです。
SDGs14に掲げられた「海の豊かさを守ろう」は、みんなが気づいて動くことで、達成しなくてはいけないでしょう。
魚を通して海を大切に。さかなクンの考える「できること」
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海を大切にする方法には、ゴミを捨てない以外にも方法があるとさかなクンは考えています。
例えば、魚の食べ方を見直すことで、海の生態系を守るために動くことができます。
日本にいる一部の魚だけが食用のために乱獲されることで、枯渇に繋がっている魚がいます。ニホンウナギの稚魚である「シラスウナギ」などは、乱獲され海の生態系バランスに影響を与えうる状況になっているのだとか。
さかなクンは対処法として、地元でとれる旬のものを食べるのが良い、と提案しています。
旬のものを食べてSDGsにつなげる
旬のものは栄養価が高いため消費者にとっても良いだけでなく、生産地から食卓までの距離が近ければ、輸送にかかる環境負担も減ります。
さらに、美味しい食材をあますことなく食べようと、食べ残しが減るきっかけにもなるでしょう。
目に見えない場所から運ばれてくる食材よりも、近くの人が近くの環境でとってくる食材であれば、ありがたいと思って食材を食べられるはずです。
さかなクン自身も大好きな魚を食べるときには、骨をあら汁や骨煎餅にするなど、できるだけ残る部分のないように感謝していただいているのだとか。
こうして食卓に感謝の気持ちがわくほど、無駄のない生活ができるのではないでしょうか。
さかなクンの考えるSDGsとは?母なる海を大切に
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「海」という漢字に「母」という文字が入っているように、今の私たちがいるのは海があってこそ。
海は全ての生物の原点であり、海がなければ私たちが存在することはなかったでしょう。
海が汚れ、温度が上昇するごとに、魚たちは住む場所や産卵場所を移動します。
こうした魚たちから伝わる「助けて」のサインを他人事としてではなく、自分ごととして受け取っていけると良いですね。