イチローとは?
イチロー選手は世界で活躍する非常に有名な日本の野球選手です。その活躍はすさまじく、日本時代には3年連続で最優秀選手に選ばれたり、メジャーに移籍してからは新人賞、最優秀賞、首位打者、盗塁王、最多安打などの記録を打ち出し続けています。
そんなイチロー選手ですが、実は野球界で活躍する傍ら長年巨額の寄付活動を続けていることをご存じでしょうか?本記事ではそんなイチロー選手がこれまでに行ってきた数々の寄付活動について紹介していきます。興味がある方は是非最後までご覧ください。それではいきましょう。
イチローが行ってきた寄付活動
イチロー選手は野球選手として活躍し始めた当初から、数々の寄付活動を行ってきました。しかし、イチロー選手が寄付活動をあまり報告しない姿勢のため、その情報を知っている方は少ないと思われます。ここからは、それらの寄付活動の一部について紹介していきたいと思います。
東日本大震災の義援金として1億円の寄付
イチロー選手は東日本大震災が起きた際に、義援金として所属するマネジメント会社である『バウ企画』を通じて日本赤十字社に1億円もの寄付をしています。1億円の寄付は日本人プロスポーツ選手史上最高額だったそうです。
このことについてイチロー選手本人は『寄付行為については自ら公表しない』というスタンスがあるからか、コメントは何も残していません。しかし、共同通信社の岡田代表によると、今回の寄付は阪神大震災で被災しているイチロー選手が、共同通信社などから東日本大震災に関する情報を集めて決断したとされています。
・所属していたマリナーズもチャリティーイベントを実施
実は東日本大震災が発生した時に、イチロー選手が所属していたマリナーズも東日本大震災の支援のためにチャリティーイベントを実施しています。それらは球場でサイン入りボールなどのオークションを行ったり、赤十字による募金活動を行うといったもので、これらのイベントで集まった募金は被災地支援に使われたといいます。
この時マリナーズ球団CEOのハワード・リンカーン氏は次にようにコメントをしています。
ハワード・リンカーン氏『マリナーズは今回の巨大な地震と津波によって被害を受けた多くの人々に対する世界中の激励の声に加わりたいと思います。マリナーズとシアトルの街は日本と長く深い関係を築いてきました。特にマリナーズは京都や東京などに住む任天堂の人々や日本中のファンととても近い存在でした。私たちは、いま非常に大きな試練に直面している全ての人々を想い幸運のあることを祈っています。』
新燃岳噴火の宮崎に1000万円の寄付
2011年に鳥インフルエンザや新燃岳火山噴火による被害があった宮崎県に対して、イチロー選手はふるさと納税制度の『ふるさと宮崎応援寄付金』に1000万円の寄付をしました。県はイチロー選手の1000万円の寄付について、2008年度にスタートしたふるさと納税の中で最高額であったと話しています。またこのことについて当時の県知事である河野知事は次のようにコメントしています。
河野知事『イチロー選手にも見てもらえているということで大変な勇気をもらった。感謝したい』
豪雨被害の愛知県へ救援物資を1300万円相当寄付
2000年に多数の浸水やがけ崩れなどの被害をだした東海豪雨において、イチロー選手は被災地である愛知県に救援物資として約1300万円相当の衣類などを寄付しています。
阪神・淡路大震災の復興として1000万円の寄付
1998年には阪神・淡路大震災からの復興支援として兵庫県に1000万円の寄付をしています。
・被災した野球少年たちを年間席へ招待
阪神・淡路大震災の支援として、イチロー選手は寄付以外にもグリーンスタジアム神戸の年間席を購入して、被災した野球少年を招待するといった活動をしています。
台湾大地震後にチャリティー慰問を行う
1999年に起こった台湾大地震後にイチロー選手はチームのチャリティー慰問に同行しています。その時イチロー選手は左手首骨折からのリハビリ中でしたが、親善試合に出場しました。
まとめ
いかがでしたか。イチロー選手は野球界で活躍する傍ら、継続して巨額の寄付を続けていることが分かりました。寄付は自分が続けられる範囲で継続して行うことが大切だとされているので、寄付に興味がある方は是非自分に出来る範囲から始めてみてはいかがでしょうか。本記事が皆様の参考になれば幸いです。