福山雅治とは?
1969年2月6日生まれで長崎県出身の福山雅治さんは、1990年に『追憶の雨の中』でシンガーソングライターとしてデビューを果たしました。その後はシンガーソングライター、俳優、写真家、ラジオパーソナリティーとして現在まで幅広く活躍をされています。
様々な活動を続ける中で歌手としての功績が取りざたされることの多い福山雅治さんですが、寄付などのチャリティー活動にも熱心に取り組んでいることをご存じでしょうか?そんな普段あまり語られない福山雅治さんのチャリティー活動について、本記事では当時のコメントなども添えて紹介していきます。
福山雅治さんがこれまでに行ってきた寄付活動について
福山雅治さんはこれまで様々な寄付活動を行ってきました。それらの寄付活動の中には10年以上も前のものや、ここ最近の災害支援などまであり、昔から寄付に関心が高かったことが伺えます。以下ではそれらのごく一部について紹介していきます。
医療従事者へ敬意をこめた『豪雨被災地支援』
福山雅治さんは令和2年7月に起きた豪雨被害に対して、医療従事者への敬意を込めると共に豪雨の被災地域への支援を目的としたチャリティグッズを製作しています。これらのグッズの内容はTシャツと缶バッジの2種類で、Tシャツはオフィシャルファンクラブ『BROS.』の会員歴25年を迎えた人を対象に毎年行われているファンクラブイベント『お前と密会』用に作られたTシャツをリデザインしたものとなっています。
こういった特別なデザインを施してあることは、長年ファンである方々にも、最近ファンになったという方にも嬉しいことですよね。また1995年リリースのシングル『Message』のシンボルマークをブルーにして、医療従事者への敬意と豪雨被災地域への支援を表すといった工夫もされています。タグには名曲『始まりがまた始まってゆく』を英訳した「Begin a New Beginning 2020」がしるされていて、かなり細部まで凝ったデザインとなっています。これらのチャリティーグッズの収益は、すべて新型コロナウイルス感染症に関わる医療支援および豪雨被災地支援のために寄付されました。
コメント
福山雅治さん「皆様のお気持ちを届けたいところへ届くよう、アミューズ募金に託したいと思います。最新曲、「始まりがまた始まってゆく」の歌詞の中に「繋がりがまた繋がってゆく」という言葉がありまして、皆様の想いを医療の現場、被災された現場、ボランティアで頑張ってくださっている方の現場に繋げていこうと思います。」
名曲クスノキから『クスノキ募金』への発展
長崎出身の福山雅治さんは長崎の原爆で被害にあったクスノキをモチーフにした楽曲『クスノキ』を2014年に発表しています。その後、全国のライブ会場でもこの楽曲を披露したことから、多くの人々に被爆クスノキの存在が知られていきました。それと同時に、樹齢約500~600年といわれるこのクスノキが現在倒壊の危機にあるということも周知されていくようになりました。
そのため、福山雅治さんの『クスノキ』が発表されてから『クスノキの倒壊を防ぐために支援ができないか』という声が多く寄せられるようになったそうです。1度は被ばくして枯れ木のようになってしまったクスノキですが、現在まで再生をとげ生き残っているその姿は平和と再生、生命の逞しさの象徴であり、その維持を求める声は福山雅治さんのクスノキをきっかけに日に日に大きくなっていきました。そこで設立されたのが『クスノキ募金』です。
クスノキ募金に寄せられた募金は長崎との連携のもと、現在まで継続されています。2018年には『福山☆冬の大感謝祭 其の十八』と『福山雅治 五十祭』にてクスノキ募金は1,037,188円も集まり、全額長崎に送られ被爆クスノキなどの被爆樹木の存続に役立てられました。
ツアーの際の新球場建設『たる募金』
福山雅治さんは自身がパーソナリティーをつとめるTOKYO FM『福山雅治福のラジオ』にて、マツダスタジアムを建設する際に行われたたる募金に募金していたことを明らかにしています。たる募金は聞きなれない言葉ですが、これは球場の入口付近に酒樽を置き市民からの募金をつのったものを指します。
実際にこのたる募金の効果はすさまじく、総額1億2500万円以上があつまり新球場設立に貢献したといいます。福山雅治さんはこのたる募金に、2005年のツアーで広島に赴いた際に数万円から数十万円の寄付をしたといいます。ラジオ内での発言なので、詳しい金額についてなどは語られていませんでしたが、昔から募金などの寄付活動に関心があったことがうかがえるエピソードですね。
コメント
福山雅治さん「そりゃあだって公共の電波で言うぐらいだから…まあ~ミニマム10万?で、マキシマムで100万ぐらいかな。どう?(中略)うんまああの…マキシマム100万円はない。ごめんなさいそれはないですけど。ちょっとあんまり覚えてないんですけどね」
まとめ
いかがでしたでしょうか。福山雅治さんは昔からツアーで赴いた広島でたる募金をしたり、自身の楽曲がきっかけで大きくなった被爆クスノキ存続への支援のためにクスノキ募金をおこなったり、また最近では新型コロナウイルスや豪雨被災地への支援のためにチャリティーグッズを販売したりなど、チャリティー活動に非常に関心の高い人物であることが分かったと思います。福山雅治さんは非常にフランクな性格で、ラジオなどで実際の寄付の詳細について聞かれてもはぐらかしているコメントが多いですが、あえて自身の寄付活動を宣伝はせずに行動し続ける姿には福山雅治さん人柄がでているような気がします。
福山雅治さんのような募金を立ち上げたり、チャリティーグッズを販売するような大規模な寄付は難しくても、一回数百円から寄付などの支援ができる寄付先はたくさんあるので、そういったところからなら誰もが寄付活動を始めることができると思います。寄付活動に興味がわいたという方は、是非小さなところからでも良いので寄付活動をはじめてみてはいかがでしょうか。