ウクライナへの寄付について

現在ウクライナでは非常に困難な状況が続いています。日夜報道される悲惨な状況をみて『ウクライナのために何かできることをしたい!』と思う方も大勢いらっしゃると思います。しかし、中には支援や寄付をすることに不安の声もあるので、本記事ではこれらの方々がご自身の寄付をする際の参考になるようなポイントを紹介していきます。

ウクライナへの寄付の現状

在日ウクライナ大使館からの報告によりますと、2022年3月25日の時点で寄付を行った日本人はなんと20万人にも及びます。またその寄付金は50億円以上にもなり、かなりの日本人がウクライナへの関心を向け寄付に取り組んでいることが分かります。

ウクライナへの寄付に関する不安の声

一方で『ウクライナへの寄付をしたいけれど、寄付したお金が武器などの購入に使われ自分が戦争に間接的に加担してしまうことが不安』といった声も多くあがっています。実際に寄付金の運用方法や活動内容について詳しい説明がなされていない寄付先に寄付をした場合、自身の寄付金が武器などの購入に用いられてしまう可能性があります。

信頼できる寄付先の選び方

寄付先を選ぶ際は、こういった『寄付金の使われ方が不安』という声は必ずあるので、信頼ができかつ自身が納得できる活動をしている寄付先を選ぶことが大事です。ウクライナへの寄付に限らず、寄付先を選ぶ際は以下の点に気を付けることで、より納得のいく寄付を行うことができます。

活動報告や支援方法が公開されている

寄付先によってはその活動内容や支援方法が全て公開されているところも多くあります。逆にそういった部分がよく分からない寄付先は、寄付金の運用方法が不透明で何に使われているのか分からないので、活動報告がしっかりとされているかは需要な確認ポイントです。

過去に支援を続けてきた実績がある

寄付先は調べれば数多くでてくるので、結局どこを選んでよいか分からないという方もいらっしゃると思います。そんな時に指標となるのは、寄付先がこれまで行ってきた寄付の実績です。実績がしっかりとしている寄付先は、活動を継続できるほどしっかりと運営されていることの証明ですので、そういった寄付先は非常に信頼できます。

寄付するために多くの決済手段がある

意外な点かもしれませんが、寄付金の決済方法の種類が豊富かどうかという点も、信頼できる寄付先を選ぶ際のポイントとなります。決済方法が複数ある場合、決済サービスの非常に厳しい審査を数多く通るほど信頼がおける寄付先であるということです。

ウクライナへの支援で今必要とされているもの

これまで一般的に信頼できる寄付先の選び方を紹介しましたが、ここからは今現在ウクライナの方々が本当に必要としているとされる支援の紹介をしていきます。これらの支援活動に取り組んでいる寄付先かどうかも、ウクライナへの寄付先を選ぶ際の参考になるでしょう。

食料、飲料水、毛布などの物資支援

ウクライナでは一般市民が暮らす街のなかでも戦闘が行われ、数多くの一般市民が食料、飲料水、毛布といった生活必需品を手にするのに非常に困っています。そのためこれらの生活必需品の提供は、緊急性のある重要な支援です。

医療物資や医療サービスなどの医療支援

街が破壊されていることから、ウクライナでは現在多くのインフラが機能を失い、水や電力供給、流通の停止が起きているとされています。そのため医薬品の不足は深刻であり、多くの支援が求められています。

避難場所の提供

2022年3月8日時点でウクライナからの難民は200万人以上になったとされています。いまだにロシアからの侵攻はとどまる気配をみせないため、今後も住む場所を失う方々が増えていくと予想されます。こういった方々が安心して避難できる場所を提供することも非常に重要な支援です。

学校に行けなくなってしまった子どもたちへの教育支援

避難を余儀なくされたり、学校が破壊されて教育が受けられなくなってしまった子供達がたくさんいます。こういった子供たちの教育を続けるためにも、教育支援が必要とされています。

ウクライナへ寄付する際におすすめの寄付先

どうでしたか?ウクライナの方々への寄付をする際に、参考になる選び方の紹介をしてきました。寄付は自分が信頼のおける寄付先に、その運用方法にも納得してできることが一番だと思いますので、これらのポイントを参考に寄付先を選んでみてください。最後に、ウクライナの寄付をするにあたって、信頼できるおすすめの寄付先を紹介していきます。

在日ウクライナ大使館のTwitterで公表された口座への寄付

在日ウクライナ大使館のTwitterアカウントで、2022年2月25日に「ウクライナを応援したい方々用に、寄付金を送金できる銀行口座の詳細を更新いたします。以下になります。」というツイートと共に寄付先の銀行の口座番号が公開されました。この講座への振り込みは個人情報の登録が不要で、かつ寄付金は避難者の生活支援、インフラ復旧、住宅再建などに使い、武器購入などには用いられないと明言されています。

 

銀行名:三菱UFJ銀行

支店名:広尾支店

支店番号:047

口座種類:普通

口座番号:0972597

口座名:エンバシーオブウクライナ

在日ウクライナ大使館のツイートへのリンク

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)

国連の難民支援機関・UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のHPから、ウクライナ・ヨーロッパ地域での救援活動への支援として寄付が出来ます。

国連UNHCR協会 ウクライナ支援のHP

https://www.japanforunhcr.org/campaign/ukraine

AAR Japan

ウクライナ西部にある修道院に避難してきたシングルマザーの母子や地域の人たちに支援を実施しています。現在ウクライナで最も必要とされている薬、衣類、食料、生活用品などの物資をポーランドからとどける活動にも取り組んでいます。

AAR Japan HP

https://aarjapan.gr.jp/news/4537/