ロシアによるウクライナ進行が止まらず、激しさを増しています。2022年2月24日に、ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部への軍事侵攻を発表しました。この発表に対して、「第三次世界大戦」というワードがトレンド入りしました。プーチン大統領は「ウクライナへの侵略はおこなわない」と宣言していたのにも関わらず、2月21日には停戦協定を破棄し、今回の侵略が行われました。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は25日に声明を発表し、ロシア軍の侵攻によって137人が死亡したことを明らかにしました。ゼレンスキー大統領は25日の声明で「我々は孤立無援で防戦している。共に戦ってくれる者はいないようだ」と述べ、自身も危険な立場にありながら家族と共に国内にとどまっています。

ウクライナの被害者を支える活動

 24日にロシア軍による大規模侵攻が開始され、第二次世界大戦以来のヨーロッパ最大の紛争につながる可能性が高い状況にあります。ウクライナの主要軍事施設80以上が攻撃され、多くの民間人が犠牲になっています。G7はロシアに対して「厳しい経済・金融政策を科す」と警告していますが、具体的なアクションは起こされていない状況です。

 この侵攻に対して、世界各国のロシア大使館前でデモが活発化しており、ウクライナの独立を支持する声が集まっています。またNGOや民間企業などが、危機的状況にある民間人に対して食糧やシェルター、医療品などを提供しています。

 日本国内ではまだ具体的な支援が行われておらず、先日大学3年生の男性が「少しでもウクライナの役に立ちたい」という思いから、ウクライナ大使館に一万円を寄付する場面がニュースで取り上げられていました。学生の行動に対して賞賛の声が集まっています。

いま私たちができることは何か?

 今回の大学生の行動のように、今自分にできることは何かを考え、行動に移すことが大切です。寄付はお金以外の方法でもでき、代表的なのが物資の提供です。食糧や医療物資の提供など、受け付ける団体によって物資は変わってきますので確認が必要です。また最近ではクラウドファンディングで寄付を行う方法もあります。支払い方法も現金だけでなくクレジットカードなども利用できます。よりよい未来を作るために、今私たちに何ができるのかを考え、小さくても行動を起こしましょう。

ウクライナに寄付を

今すぐにでも支援できる寄付先を紹介します。

・ウクライナ赤十字

https://redcross.org.ua/en/donate/

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR、米国)

https://give.unrefugees.org/220224ukr_emer_d_4983/

・国境なき医師団

https://www.doctorswithoutborders.org/what-we-do/countries/ukraine