ドラゴンボールとは?

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ドラゴンボールは『週刊少年ジャンプ』にて1984年51号から1995年25号まで連載されていた、鳥山明さんによる超人気少年漫画です。世界中に散らばった7つの球をすべて集めると、どんな願いも一つだけ叶えられるという秘宝・ドラゴンボールと、主人公・孫悟空の物語を描いたもので、アニメは全世界80か国以上で放送されるなど大ヒットを記録しています。2019年にはドラゴンボール関連の漫画・アニメシリーズ・ゲーム作品などを含めた総売上が230億ドル(約2兆5000億円)を超えるなど、まさに日本を代表する漫画&アニメだと言ってよいでしょう。

ドラゴンボールなどキャラ年賀状の売上を全額寄付

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全世界で大ヒットしているドラゴンボールは、これまでに様々なチャリティー活動に取り組んでいます。例えば2011年に東日本大震災が発生した際は『Yahoo! JAPAN年賀状』にて、ドラゴンボールを含めた集英社の人気キャラクターの年賀状を発行し、売上は全額東日本大震災の義援金として寄付されました。『Yahoo! JAPAN年賀状』はインターネット上で作成した年賀状を印刷・発送するサービスであり、週刊少年ジャンプで連載されていた人気作品に登場するキャラクターや週刊少年ジャンプの公式ホームページ『shonenjump.com』のロゴマーク入り年賀状デザインテンプレートを3種類発行しています。これらを1デザインあたり限定500枚、3パターンで合計1500枚『チャリティー年賀状』として発売し、その売上は全額東日本大震災における義捐金として日本赤十字社を通じ被災地へ寄付されました。

鳥山明の応援イラスト動画の広告収益を寄付

東日本大震災の際にはドラゴンボールの作者である鳥山明さんが、被災者に向けたイラストメッセージを週刊少年ジャンプ集英社の公式サイトで発表し、その動画による広告収益を被災者に寄付しています。この時のイラストにはドラゴンボールの孫悟空とDr.スランプのアラレちゃんが描かれました。動画では『東日本大震災で被災されたみなさま、そしてそのご親族のみなさまに、おくやみとお見舞いを申し上げます。孫悟空とアラレちゃんからの応援メッセージをお届けします。全世界の皆さまからの元気玉は必ず被災地に送ります。』とした上で、鳥山明さんの直筆のメッセージも公開されていました。以下は、そのメッセージ内容です。

『被災者のみなさん、本当に大変ですがどうか絶対に負けないでがんまってください!』

東日本大震災被災者支援イラストの描き下ろし

ドラゴンボールの作者である鳥山明さんは、震災が起きた2011年に『Vジャンプ6月特大号』にて、東日本大震災被災者支援イラストを描き下ろし掲載しています。この時のイラストはドラゴンクエストの勇者とスライムをモチーフにしたものだったそうです。

まとめ

いかがでしたか。世界中で人気のドラゴンボールですが、関連するグッズの収益を震災復興のために寄付したり、作者の鳥山明さんがイラストや動画で応援メッセージを送ってくれていたなんて驚きですよね。日本の漫画やアニメ文化を代表する作品だからこそ、こういったチャリティー活動に取り組むとその効果も大きいのではないかと思います。ドラゴンボールは様々な派生コンテンツが今も続いているので、今後も日本を代表する作品として応援していきたいと思いました。