ハリーポッターの作者『J.K.ローリング』とは?

J.K.ローリング氏は1997年から2007年までに全7巻が発表され、その全てが映画化し大ヒットをとげた『ハリーポッター』シリーズの作者です。

ハリーポッターシリーズは世界で5億冊以上を売り上げたベストセラーであり、J.K.ローリング氏は有数の成功者として認知されています。

しかし、若いころはシングルマザーで貧しい暮らしや家庭内での問題を抱えていたらしく、それらを乗り越えてハリーポッターの執筆をしていたそうです。

J.K.ローリングのこれまでのチャリティー活動

ハリーポッターの作者であるJ.K.ローリング氏はこれまで数多くのチャリティー活動に取り組んでいます。以下ではこれまで行ってきたチャリティー活動についてまとめてみました。

 新型コロナ感染症拡大で苦しむ人に1億円の寄付

 J.K.ローリング氏は2020年5月2日に、新型コロナ感染症の拡大に影響を受けている人たちの支援組織に100万ポンド(約1.3億円)寄付することを明らかにしました。

この日はハリーポッターシリーズの中でホグワーツの戦いの開戦記念日だったそうで、J.K.ローリング氏は以下のように述べています。

 『今日5月2日は22回目のホグワーツの戦いの開戦記念日。

でも正直に言って今はフィクションの世界の死について語ることはふさわしくないと思っている。

現実の世界であまりにも多くの、愛する人たちが亡くなっているから。

偉大な魔法の勝利を祝う記念日に、私たちの命や生活を守るために働いてくれている人たちのことを考える。私の家族には3人、必要不可欠な仕事についている人がいる。

そういう人たちを家族に持つすべての人と同じように私は誇りと不安の間で引き裂かれている』

 また、今回の寄付金はホームレスの人たちを助ける組織『クライシス』と家庭内暴力に苦しむ人をサポートしている『レフュジー』に50万ポンドずつ贈られたそうです。

これらの寄付先を選んだ理由として、J.K.ローリング氏は次のように語っています。

 『このような危機の中では貧しい人と脆弱な人が最も大きな打撃を受ける。悲しいことにこのロックダウンで家庭内暴力は急増している。』

 ハリーポッターシリーズで有名になる前は貧しいシングルマザーとして、様々な問題を抱えていた彼女だからこそ、これらのコロナ禍における家庭内の問題や貧困に対して強い懸念を持っていたのかもしれません。

 コロナ禍でも子どもが楽しく過ごせるように小説の朗読を企画

 

 J.K.ローリング氏は2020年に『ハリー・ポッターと賢者の石』を、映画版のキャストが朗読するという企画をたてました。

今回の企画にはハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフのほか、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのキャストたちも参加しました。

これらの動画と音源はYouTubeで確認することが出来ます。今回の企画をした理由として、J.K.ローリング氏はコロナ禍で外に遊びに行けない&学校にいけない子供たちが家でも楽しく過ごせるようにしたかった、と語っています。

今回の企画にはファンを含め、様々な方から以下のような喜びのコメントが寄せられました。

 『懐かしい!』

 『豪華すぎて、胸が熱くなる。』

 『英語の勉強にもなりそう。』

 英労働党へ2億円の寄付

 J.K.ローリング氏は英労働党に2億円の寄付を行ったことがあります。

これはブラウン政権下における、英労働党の年次報告会で発表されたことです。J.K.ローリング氏は英労働党に2億円もの寄付を行った理由として、以下のような意見をのべています。

 『ブラウン首相は、貧困層の子供の支援を一貫して行ってきた。(保守党が掲げる夫婦に対する減税措置は)保守党政権下でシングルマザーとして経験した辛い記憶を連想させる。貧困家庭は、労働党政権の方が保守党政権下より、ずっといい生活ができる』

 これらのコメントをみると、J.K.ローリング氏は貧困問題に大きな懸念や関心をもって改善に取り組んでいることが分かりますね。

自身も苦しい時期があったからこそ、現在成功者と呼ばれていたとしても改善に向けて多大な寄付やチャリティー活動を行うのかもしれません。

まとめ

いかがでしたか。

日本でも大人気のハリーポッターシリーズを生み出したJ.K.ローリング氏は、現在だと成功者であり巨万の富を築いている印象があります。

しかし実際には貧困に苦しんでいた時代があり、貧困問題の解決に向けたチャリティー活動に熱心であることが分かりました。