坂上忍とは?
坂上忍は1967年6月1日生まれ、東京都出身の俳優&タレントです。3歳で『劇団若草』に入団しドラマ『下町かあさん』でデビューして以降、数多くのドラマに出演し今日まで俳優、監督、タレントとして数々のメディアで活躍を続けています。
緊急事態宣言が解除されるまで『個人収入を全額寄付』!
出典:chunichi.co.jp
坂上忍は2020年、新型コロナウイルスの蔓延による緊急事態宣言の時期に『緊急事態宣言が解除されるまで、個人の収入に関して全て寄付する』という意向を自身のブログで明らかにしています。
具体的な金額についてまでは分かりませんでしたが、緊急事態宣言がでていた期間の全収入を寄付していたことには驚きです。
また、坂上忍はこのことについて、ブログで次のような想いをつづっています。
『本来ならば何回も書き直してお伝えするべきことなのかもしれませんが、勢いで書かないと余計なことを考えてしまいそうなので、不快な点があった際はご容赦ください。
ボク、タダ働きをすることに決めました。正確に言うと、緊急事態宣言が発令されてから解除されるまでの間、どれぐらいの期間になるかわかりませんが、ボクが得る収入はなにかしらの形で寄付をさせて頂くことに決めました。
新型コロナウィルス問題が起きてからというもの、「バイキング」の場所に立ち続けていることに、どこかで違和感を覚え、座りの悪い状態が続いておりました。
なかなか説明しづらい感覚的なモノなのですが、おそらくコレは、ボクの弱さから来るものだとおもいます。もちろん情報番組として発信し続ける、国家権力を国民の皆様が監視する為の、ささやかな橋渡し的役割ということは理解しているのですが、どうにもこうにも、その理由だけでは足りない気持ちになってしまいまして…。
ただ、プロである以上タダ働きはダメだとおもいますし、会社に迷惑をかけることもできません。なので、あくまでもボク個人の収入に関しては緊急事態宣言が解除されるまで、全て寄付をさせて頂くということです』
寄付についての意見
坂上忍は今回の寄付について報告した際に、寄付という行為について次のように意見しています。
『これまでも寄付を公表した方に対して、「売名行為」だとネット上で揶揄する方がいらっしゃると聞いています。
そう感じてしまう方もいらっしゃるのかもしれませんが、例え売名行為であったとして、寄付することのなにがいけないのか?ご
本人が本意でなくとも、あえて公表することによって、寄付文化が根付いていない日本に於いては充分意義があると、ボクはおもっています。』
確かに芸能人やタレントが寄付を公表すると『売名行為だ!』と批判する方々が一定数いますよね。
そういった声にも負けず、これからも寄付の輪を広げる活動をしてほしいです。
寄付頼みの現状改革?動物保護ハウス『さかがみ家』とは
出典:sakagamike.com
寄付活動に熱心なように見える坂上忍ですが、動物保護活動については別の意見を持っているようです。
坂上忍は大の動物好きとして知られ、長年動物保護活動を行っていますが、2022年から犬や猫の保護ハウスである『さかがみ家』をオープンしました。
実はこの時、坂上忍は寄付や募金に頼ることなく私財を使ってさかがみ家を建てています。その理由として、坂上忍は次のような意見を述べました。
『「捨てられた犬とか猫がかわいそう」と、ちょっとのお手当や、ボランティアで身を削って世話をしている人いるけれど…。
寄付がよくないとは言えないが、寄付頼りになることは、不安定を受け入れることになっちゃう。動物たちを守る作業が「仕事」として成立すれば、もっと積極的に参加してくださる方も増えるだろうし、里親さんにお渡しする頻度も増えるだろうし。
「反則技」を使ってでも商売させていただく、と公言しているので。僕であれば、多少名前があるので企業さんも食いつきやすい。
生々しい話ですけど、遠慮なく名前を使えるうちに使わせていただいて、こういうところが増えたらいいとなれば、そこにどんどん投資していけばいいだけの話であって、それで私腹を肥やさなければいいと思う。』
坂上忍の言う通り、動物愛護活動をする団体の多くが寄付頼みの運営を行っているため、持続可能な保護活動をするにあたってはこういった『寄付に頼らないビジネス』として確立する必要があるのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか。
坂上忍の寄付活動をみていくと、寄付について独自の信念をもって取り組んでいることが分かりますね。
分野によっては坂上忍の言う通り、ただ寄付をすれば良いというわけではなく、安定したお金の確保に取り組むことが大切であると改めて感じました。