錦織圭とは

島根県松江市出身、1989年12月29日生まれの錦織選手は、5歳でテニスを始め、その才能を早くも開花させました。小学校6年生の時には5月の全国選抜ジュニア選手権のほか、7月の全国小学生大会や8月の全日本ジュニア12歳以下でも優勝し、史上5人目となる3冠を達成した。中学時代にはアメリカ・フロリダのIMGアカデミーにテニス留学して、世界のジュニアサーキットを転戦。

プロに転向したのは2007年、錦織は17歳でした。身長は178cm、体重は73kg(ATPツアー公式サイトより)。ノバク・ジョコビッチは身長188cm、ラファエル・ナダルやドミニク・ティエム、ロジャー・フェデラーは身長185cmで、トッププレーヤーの中では比較的小柄であることで知られています。

ウイルソンのラケットは10歳の時から愛用し、現在、カップヌードルなどで有名な日清食品に所属し、個人スポンサーにはユニクロ、ウィダーinゼリー、タグ・ホイヤー、デルタ航空、ジャックスと名だたる企業と契約しています。アメリカの経済誌『フォーブス』によれば2013年の年収は1000万ドルを超え、プロテニス選手の中で10番目だといいます。

2008年8月の全米オープンでは日本男子シングルスとして71年ぶりにベスト16に進出、同年のATPワールドツアー最優秀新人賞に輝きました。2011年には上海マスターズでベスト4に進出して世界ランキング30位まで浮上し、松岡修造が持つ世界ランキング46位の記録を大幅に更新。

スイスの準決勝では、世界ランキング1位のジョコビッチを破り注目を集めました。2014年の全米オープンでは決勝進出を果たし、アジア人として初めてグランドスラム(4大大会)で決勝進出。2015年にはメンフィスオープン3連覇、メキシコオープン準優勝という結果を残し、世界ランキングは自己最高の4位の成績を残しています。

錦織選手は、、誰もが認める日本を代表するアスリートであることは間違いありません。今回は、そんな錦織選手の慈善活動について紹介していきます。

参考資料:https://olympics.com/ja/athletes/kei-nishikori

本田選手からのバトンです」オーストラリアへ寄付

錦織選手は、サッカー日本代表の本田圭佑のSNSに呼応する形で、オーストラリア森林火災への寄付を実施することを発表しました。今回の寄付は、本田圭佑がCEOを務める、Now Do株式会社のプロジェクト「オーストラリア森林火災募金」へ協力する形での実施となったが、ここではユニークな形で寄付を募っています。

本田さんから@で指名を受けた錦織は、「少しでもオーストラリアの皆さんや動物たちが幸せに暮らせますように」とつづりつつ、「変顔する勇気がなかったので僕の絶頂期の写真です」と幼少期の写真と共に、100万円の寄付を実施した旨の証明画像を投稿。

残念ながら錦織の変顔を見ることはできなかったが、あどけない幼少期の写真に、本田も思わず「これは可愛すぎる!」とコメントを残しました。

錦織の他にも、メジャーリーガーのダルビッシュ有、サッカー選手の長友佑都など、多くの著名人が指定を受けているこのプロジェクトだが、@での指定を受けなくても参加することは可能です。

”錦織さん、オーストラリアのためにありがとうございます。”

”早くオーストリアの火災が消火されますように。”

”オーストラリア豪雨で32箇所の炎が消えたんですね。でも88箇所もの炎があるそうです。AOopenの予選も煙の影響でゲームを棄権せざるを得ないプレイヤーもいたようですね。現地の被害者の方がこれ以上増えないことを祈ります。圭くんに寄付していただいてありがとうございました。貴重なお写真アップ。”

錦織選手の一連の寄付についてファンからも賞賛の声が届きました。

熊本地震被災地へマットレス1000枚寄付

出典:blog.keinishikori.com

錦織圭選手は、2016年4月に起こった熊本地震を受け、自身が使っているものと同じマットレスを1000枚、熊本の避難所に送ることを公式ブログで発表しました。

”まだまだ数は足りないかもしれませんが、一人でも多くの人の体を休められるのに役立ててもらえばと思います。”

子どもたちの笑顔が見られるように、全力でコートに向かうというコメントで締めくくっています。
報道によると、錦織選手はスポンサー契約をしている寝具メーカーにマットレスを発注。発注したマットレスの一部が、南阿蘇村の救援物資の倉庫となっている中学校に届けられたとのことです。残りは熊本市内のお年寄りや子どもに優先的に送られます。

まとめ

テニスの実力はさることながら慈善家としても知られる錦織選手の寄付について紹介して参りました。

今回、ご紹介した例はほんの一部であり、錦織選手は他にもウクライナへのラケット寄付など積極的に慈善活動に取り組んでいます。

錦織選手のような知名度の高い方が世界中の困窮した地域へ寄付を行うことで、世界で何が起こっているのか知るきっかけとなります。こうした行動は、寄付したものや金額以上に価値のある素晴らしいことですね。