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爆笑問題とは

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爆笑問題(ばくしょうもんだい)は、太田光と田中裕二の2人から成る日本のお笑いコンビです。所属事務所はタイタン。略称は爆笑、爆問などと呼ばれ、日本大学芸術学部(日芸)演劇学科の在学中に出会い、中退後の1988年3月に結成しました。

暦年の年齢は同じだが、田中が1学年上。太田は大東文化大学第一高等学校から現役で、田中は東京都立井草高等学校から一浪で芸術学系の名門である日芸の演劇学科に合格して、同期生となりました。

渡辺正行主催のラ・ママ新人コント大会でデビュー。その場で太田プロにスカウトされ、ホンジャマカ、浅草キッドなどと共に「お笑い第三世代と第四世代の狭間の世代の代表」と言われるようにまでなりました。1988年7月12日放送のフジテレビの深夜番組『笑いの殿堂』でテレビデビュー。以降順調にレギュラーを増やし、当時の若手芸人のホープとなりました。

ショートコント全盛の時代に、「進路指導室」「東京の不動産屋」などの作り込まれたコントで注目を集めるが、次第に漫才を主体とするようになります。太田の毒に満ちたボケと田中のストレートなツッコミという正統的漫才で人気を集め、その人気は今もなお健在です。

爆笑問題の魅力「懐の深さ」

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多くの芸人は芸歴を重ね自身の番組を持つようになると、どうしてもネタを披露する機会が少なくなるが、爆笑問題は2ヶ月に一度行われている事務所主催のお笑いライブ『タイタンライブ』で常に新ネタを書き下ろし、かつテレビのネタ番組にも数多く出演しています。先日放送された『ENGEIグランドスラム』ではEXITや霜降り明星などの若手芸人が座る客席に向けて漫才をするという状況でもきっちり自分たちの漫才を披露していました。

共演したネタ番組では若手が披露するトークやネタで誰よりも手を叩いて大笑いしています。爆笑問題には若手に対する圧倒的な「懐の深さ」がある。誰よりも尊敬され、誰よりも気を使われない、それが爆笑問題というコンビの魅力なのでしょう。

そんな爆笑問題のお二人は寄付やチャリティーイベントに参加するなど慈善活動にも積極的な姿勢をみせています。本記事では、その活動の一部をご紹介します。

ふるさと納税で1千万の寄付

爆笑問題の太田光と田中裕二、太田の妻で所属事務所タイタン社長の光代さんの3人が2008年9月にふるさと納税制度を利用して大阪府に計1000万円を寄付しました。

大阪府の橋下徹前知事はタレント時代、テレビ出演などのマネジメントをタイタンに委託していたこともあり、府によると、橋下前知事自らが太田さんらにふるさと納税を依頼。9月5日、3人がそれぞれ個人として寄付したそうです。

府は、地域の観光・文化資源を再発見し、集客を目指す「大阪ミュージアム構想」に寄付金を活用しました。

光代さんは「6月末に東京で橋下知事と会った際、ふるさと納税の説明を受けた。私たちも芸能の仕事をしているので、爆笑問題の2人と『大阪府の文化振興に役立ててほしい』と思って寄付した」とコメントを残しています。

また、翌年、2009年に大阪府の橋下徹知事が公約した事業「御堂筋イルミネーション」の実現のため、爆笑問題の田中裕二さんと太田光さん、太田さんの妻光代さんの3人が府に1千万円を寄付しています。

タイタンの学校 チャリティオークション

日本赤十字社東京都支部は株式会社タイタンとの間に「人の命と健康、尊厳を守る

協働プロジェクト」を立ち上げました。

中でも日本赤十字社の「私たちは、忘れない。」プロジェクトは、過去の災害により未だ苦しむ方々に寄り添い支えること、そして、過去の災害から得た教訓を未来に継承して、これから起こりうる大規模災害から命を守ることを目的とした防災・減災の啓発プロジェクトです。

所属タレントの爆笑問題のお二人は「忘れないメッセージ」をYouTubeの動画にアップしました。

まとめ

爆笑問題の寄付活動の一部を紹介しました。

決して奢ることなく、事あるごとに自分達の漫才や芸風を「ヘタクソ」「バカッターと同じ」と卑下し、ウケなかった日は若手芸人のように本気でヘコむ。知名度も上がりいくつも冠番組を持てば天狗になってもおかしくないような状況なのにふたりにはそれがありません。

お二人の寄付活動や人柄も含め、爆笑問題の一貫した懐の深さからは、お笑いに対する強い気持ちが伝わってきます。

「多くの人々を笑顔にする」そんな志が寄付やチャリティ活動にも大きく影響しているのかもしれません。