読売ジャイアンツとは
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読売ジャイアンツは、日本のプロ野球球団です。法人としての名称である読売巨人軍と呼称されることもあります。
現在の監督は原辰徳、キャプテンは坂本勇人、選手会長は菅野智之が務めています。
セントラル・リーグに所属する読売ジャイアンツは「巨人」とも呼ばれ、日本で最も歴史のあるプロ野球球団です。日本プロ野球界の盟主として、数々の輝かしい栄光をつかんできました。そのあまりの強さに、他球団は打倒ジャイアンツを掲げることが多く、ファンのなかにも、ジャイアンツだけは勝たないでほしいという「アンチジャイアンツ」がいるほどです。
今回はそんな読売ジャイアンツが取り組む寄付活動について紹介していきます。
読売ジャイアンツの寄付活動
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さて、歴史ある読売ジャイアンツですが、輝かしい野球の成績だけでなく、ピッチ外での寄付活動にも積極的な姿勢をみせています。
今回は、その寄付活動の一部を紹介していきます。
原監督らが5000万円寄付
新型コロナウイルス感染対策の最前線で奮闘する東京都内の医療現場を支援するため、原辰徳監督、阿部慎之助二軍監督と、坂本勇人、丸佳浩、菅野智之の3選手の計5人が、総額5,000万円(各1,000万円)を東京都に寄付。
5人は、医療現場支援のため、一般の方々に対しても広く募金を呼び掛けたいと要望していることから、読売新聞社と社会福祉法人「読売光と愛の事業団」が「東京コロナ医療支援基金」を設けて寄付を募ることとし、寄付活動に積極的な姿勢をみせました。
なお、球団からも東京都に対して、医療現場で不足している医療用マスク「KN95」10,000枚と、サージカルマスク30,000枚、環境除菌用クロス(60枚入り)3,000パックを寄贈しました。巨人軍の社会貢献活動「G hands」の一環として、2019年シーズン中の勝利試合や記録達成時に行われたヒーローズプレートのチャリティーオークションの売上などを購入費に充てました。
また、原監督らが球団の公式SNS等で寄付を呼びかけている「東京コロナ医療支援基金」(読売新聞社と社会福祉法人・読売光と愛の事業団が設立)には、受付開始から5日ほどで809件、総額3,091万円の寄付が寄せられたのです。
沖縄県に400万円、那覇市に700万円を寄付
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読売巨人軍は、練習試合(対広島・沖縄セルラースタジアム那覇)の開始前に寄付金贈呈式を行い、12年目を迎える沖縄キャンプの受け入れに感謝して、開催地の沖縄県にコロナ医療支援金として400万円、那覇市にコロナ医療支援金と首里城復興支援金として700万円の寄付金を贈りました。
原監督は、次のようにコメントを残しています。
「プロ野球キャンプは、開催地の県民の皆さまのご理解と、医療関係者の方々の懸命な働きのおかげで実施できています。感謝の気持ちから、チームとして寄付を募りました。皆さんもぜひ、全国の医療従事者のために、支援をお寄せください」
また、那覇市に贈られた首里城復興支援金は、2019年10月31日未明の火災で全焼失した世界遺産・首里城の再建復興のために、2020年2月から今年1月までに巨人軍が取り組んだ、支援グッズ販売やチャリティーオークションの収益金と、ファンからお預かりした募金などを合わせたものです。那覇市を通じて、沖縄県首里城復興基金に贈られました。
寄付を行った方々の声
「巨人を好きになった事を誇りに思います。いつかまた、みんなの笑顔と共に野球観戦ができますように」(埼玉県草加市の女性)
「巨人ファンではありませんでしたが、東京の危機に対して、皆さまが起こされた行動に感動しました」(東京都世田谷区の女性)
「最前線で懸命に働かれている医療スタッフの方々に、少しでも感謝の思いを伝えられたらと思い、活動に参加させていただきました。どうか働かれている方々、御家族の方々が守られますように」(埼玉県桶川市の女性)
スポーツの熱いプレーは多くの人々に勇気や希望を与えてくれます。そんな感動を与えてくれる選手達が寄付に積極的に社会貢献する姿をみて、また心打たれた人も少なくないでしょう。このような献身的な姿に、多く人々の心が動いたようです。
まとめ
読売ジャイアンツの寄付活動について紹介してきました。
ファンは、選手のために、選手はファンや多くの人々に勇気を届けるために、助け合いの精神が寄付という一つの形となって今回のような素晴らしい行動につながったのではないでしょうか。