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藤原紀香とは

藤原紀香さんは、1971年生まれの平成を代表する女優の一人です。数多くのドラマで主演をつとめ、CM・司会・声優など幅広い分野で活躍されてきました。近年では、舞台女優としても活躍されており、「サザエさん」「魔界転生」などに出演されています。


そんな人気女優の藤原紀香さんは、社会貢献活動にも積極的に活動されており、2007年より日本赤十字広報特使に就任。

また自身のNPO世界こども基金を設立し、国内外の子どもたちへの教育支援活動をされています。

今回は、そんな藤原紀香さんの寄付活動や寄付に対する考えを記事にまとめました。ぜひ最後までご覧ください。

藤原紀香の寄付活動

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数々の寄付に積極的に取り組まれている藤原紀香さんの活動について紹介していきます。

NPO「世界こども基金」を作るきっかけ

藤原紀香さんは、海外で支援活動を行うNGOやNPOの協力のもと、2002年に紛争の爪痕の残るアフガニスタンへの訪問をスタートに、このような支援を必要とする各地の視察をおこなうとともに、その現地の状況を伝えるための写真展やトークショーなどを国内国外各地で開催し、このような世界の現状や自分たちでもできる支援をすべき必要性を伝え続けてきました。

こうした活動を続ける中で教育を受け、学び、夢を持つことで未来へ歩んでいく。

子どもたちにははっきりとした希望への道があるのを目の当たりにした藤原紀香さんでした。

そして、このような活動をより継続発展的に展開していくために、また、活動趣旨を同じくするNGOやNPOとより良く連携していくために、活動を応援するメンバーが中心となりこの「世界子ども基金」を立ち上げる運びとなったのでした。

<藤原紀香さんのコメント>

「人々にこのような世界の子どもたちの現状を伝え、支援する機会を提供する活動を行うことにより、世界の子どもたちが心豊かに笑顔で生活し夢を実現する未来の創造に寄与することができればと願っています。」と話しています。

東日本大地震×寄付活動の思い

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兵庫県生まれ、神戸育ちの藤原紀香さんは、「私は、阪神淡路大震災を経験し、そこからたくましく街を復興させた友人や仲間たちに背中を押されるようにして、諦めかけていた女優への夢を追いかけてここまできました。だからこそ、今のわたしにできることってなんだろう?って、常に自分に問いかけてきました。」とコメントを残しています。

東日本大地震から月日は一日一日経っていますが、当時の爪痕を残したままの状態が続いています。そんな中、多くの人々が「自分にも、何か出来ないか」と考えたことがあることでしょう。そんな「何か支援したいけれど、何を、どうすれば」という気持ち、エナジーをひとつにするべく、藤原紀香さんは、自身の立ち上げた世界「こども基金」の機関とシステムを「東日本大地震被災者」に向けて募金を募る活動を行っています。

個人間での支援を行う場合、個々に物を送り現地に集中してしまうと緊急物資の輸送に弊害が出たり、振り分けるための労力が必要となってしまいます。藤原紀香さんは、こうしたロスを自身の経験した背景から考察し、募金を募り被災地への物資の支援を行いました。

チャリティ写真展の開催

藤原紀香さんは、数多くの貧困を抱える国々へ訪問し、現地の様子を写真に残し写真展として現状を伝える写真展を開催しました。2009年9月には、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの活動として、母乳育児普及プロジェクト (OPPAI PROJECT) の視察。視察後にベトナムの母乳育児への取り組みについて自身が撮影した写真を交えながらリポートしました。

また、写真をポストカードやロゴTシャツにするなどグッズ販売も行っています。このチャリティーグッズの収益金はすべて、JHP・学校をつくる会を通じて『藤原紀香カンボジア子ども教育基金』に寄付され、カンボジアの教育支援事業の資金に充てられます。

まとめ

いかがだったでしょうか。藤原紀香さんの寄付活動や女優という夢を追い続ける背景には、過去の被災の経験から見出されていることがわかりました。被災による大きな痛みを乗り越える被災地の方々の後ろ姿が今もなお脳裏に焼き付いているのだと思います。

著名人の寄付活動には、偽善や売名など心ないコメントが寄せられるケースが多く、特に日本では、その印象から寄付活動に積極的な姿を公表する方は多くありません。しかし、藤原紀香さんのように周りを巻き込み、見ている人も寄付できるようなシステムを作る行動力には驚かされました。ぜひ、皆さんも周りの人を巻き込めるような行動力を意識してみてはいかがでしょうか。