出典:tokaionair.jp
体を張ったバラエティ豊かな動画で小学生や若い世代を中心に人気を集める東海オンエア。
HIKAKINさんの新型コロナウイルス医療支援募金活動をうけ、彼らも行動を起こしました。
そこには東海オンエアの6人のどのような思いが込められているのでしょうか。
東海オンエアの寄付活動とHIKAKINさんの寄付活動の内容について詳しく紹介。
さらにそこに込められた東海オンエアの6人の思いに迫ります。
東海オンエアとは?
出典:chunichi.co.jp
東海オンエアは、愛知県岡崎市を中心に活動する6人組人気YouTuber。
てつや・しばゆー・りょう・としみつ・ゆめまる・虫眼鏡の6人で構成されています。
メインチャンネルのチャンネル登録者数は671万人。サブチャンネルである東海オンエアの控え室は293万人のチャンネル登録者数を誇っています。(2022年11月現在)
メインチャンネルとサブチャンネルの他にも、各メンバーの個人チャンネルも存在しており、YouTubeで精力的に活動を行っています。
「子供がやりたくてもやれないことを代わりにやるのが東海オンエア」とリーダーのてつやさんが語っている通り、ネタ動画やドッキリ動画などを中心にさまざまな動画を日々投稿しています。
東海オンエアは現在、HIKAKINさんと社長の鎌田氏がYouTuberを支援・サポートするために立ち上げた「UUUM(ウーム)」という事務所に所属しています。
HIKAKINの寄付動画
2020年5月21日、HIKAKINさんは非営利団体Yahoo!基金と協力して、「命を守る人を支えたいコロナ医療支援募金」を開設し、自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿しました。
HIKAKINさん自身も、このコロナ医療支援募金に1億円の寄付をしたことを動画のなかで公表しています。
この募金活動を始める以前から、自身のSNSや動画を通して新型コロナウイルスの情報を発信し続けており、東京都知事である小池百合子氏との対談動画などが話題となりました。
ある医療従事者の方からのDMがきっかけとなり、HIKAKINさん自身で新型コロナウイルスと闘う医療従事者の方の現状を調べたと言います。そのなかで、厳しい現場で命がけで働いている医療従事者の現実を知ったHIKAKINさん。
「医療従事者の労働環境を調べていくうちに、感染防止のための物資が足りずビニール袋や雨ガッパで防護服を作っていたり、家族にも会わずに頑張っている医療従事者が偏見や差別されていることを知りました。そんな中、僕にできることはなんだろうと考え、今回の募金立ち上げに至りました」「YouTuberの本気、ネットの本気を出し切りたい」と動画の中で語っており、HIKAKINさんの医療従事者に対する熱い想いが込められた募金であることがわかります。
このコロナ医療支援募金では、立ち上げから3日で2億円もの募金が集まったということです。
東海オンエアの寄付
HIKAKINさんの募金活動の動画をうけ、同じ日に東海オンエアもサブチャンネルである「東海オンエアの控え室」で動画を更新しました。
動画の冒頭でリーダーのてつやさんは次のように語っています。
「HIKAKINさんが本日上げた動画で、コロナの医療従事者の方に募金をする基金を立ち上げたというのを見まして、HIKAKINさんがああいうでかいプロジェクトを立ち上げて、僕らも力になることができるんじゃないかということで、募金をすることにしました」
HIKAKINさんの募金活動に触発されて、「自分たちも行動しよう」となったことを報告しました。
「というのを報告するのもちょっとあれかな?っていうのもあったんですけど、HIKAKINさんの動画を見て、じゃあ俺らもやろうってなったっていうことは、僕らがこの動画を上げることによって、『東海オンエアがやるなら僕もやってみよう』『私もやってみよう』と思う方が少なからずいるんじゃないかということで報告させていただきました」と続け、動画を撮影し、募金を報告するに至った経緯を説明していました。
「1円でも良いので、ぜひともという。お願いというか、僕らはやりました。ぜひそれに続いてくれたら嬉しいなという」と、てつやさんの思いも語られており、強制するのではなく、自分たち動画をきっかけに行動を起こしてくれる人が1人でも居ればという思いが込められていることが伝わってきます。
気軽な気持ちで募金に参加してほしいと語っており、募金を堅苦しく考える必要はないというメッセージも伝わってくる動画となっています。
まとめ
東海オンエアとHIKAKINさんの募金活動について紹介しました。
募金をしたことを公にすることで批判の声が上がることが、日本ではよくあります。
しかし、HIKAKINさんや東海オンエアなどのように発信力や影響力のある人気YouTuberが募金を堂々と公表することで、若い世代を中心に募金が身近なものになっていくのではないでしょうか。
リーダーのてつやさんが語っていた通り、「東海オンエアが募金したらしいよ。俺らもやってみるか?」くらいの軽さで募金活動を行なうのも、悪いことではないのかもしれません。
「募金はやるかやらないかの2択しかない」の動画内の発言の通り、理由がどうであれ、募金をすることに意義があるのだと気づかせてくれる動画でしたね。