出典:lineblog.me

日本一のコスプレイヤーとして有名なえなこさん。

アニメファンやコスプレイヤーの間では知らない人はいないほどの高い人気を誇る彼女ですが、寄付などの慈善活動を積極的に行っています。

この記事では、えなこさんが実際に行っている活動や、その活動に込められた彼女の想いに迫ります。

えなことは?

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えなこさんは、日本を代表するトップコスプレイヤーです。

2008年、中学2年生の時にコスプレイヤーの友人に誘われ、コスプレを始めます。

2012年に、コスプレイヤーで構成されたアイドルグループ「パナシェ!」のメンバーとして芸能界に入りました。

グループが解散後、一旦は芸能界から引退しましたが、根強いファンに後押しされ、活動を再開しました。その後は、コスプレイヤーとして数多くのコスプレイベントに参加。

「コスプレが好きじゃなければ今の私は絶対にいないですし、素敵な作品がなければ、コスプレをする恵まれた環境にいないでしょうから、本当に一生続けていく覚悟です!」

過去のインタビューで語っている内容からも、えなこさんがいかにコスプレという仕事に真剣に向き合っているかがお分かりいただけるのではないでしょうか。

コミックマーケットでは、夏と冬を合わせた2日間で1000万円以上の売上をあげたことでも話題となりました。

コミックマーケットとは、毎年8月と12月の年2回、東京ビッグサイトで開催される世界最大の同人誌即売会のことです。2022年8月の開催で、通算100回を数える歴史あるイベントです。

えなこさんは現在はコスプレだけにとどまらず、テレビ番組や雑誌、声優のお仕事など幅広い分野でタレントとして活躍しています。

えなこの寄付活動

そんなトップコスプレイヤーのえなこさんですが、実は寄付活動にも積極的に取り組んでいるんです。

彼女が行っている寄付活動と、そこに込められた彼女の想いについて紹介します。

チャリティー撮影会開催への想い

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2018年11月4日、えなこさんが主催する「第1回チャリティー撮影会」が開催されました。

マグニチュード6.7、最大震度7を観測した「北海道胆振東部地震」や西日本を中心に大きな被害が出た、「平成30年7月豪雨」が発生した年です。

当時「日々、ニュースなどで震災のことや被災された方を見る度に『何か自分にできることはないだろうか』と考えておりました。」と、自身のブログで語っています。

被災した地域には、いつも応援してくれているファンが多く居て、いつも応援してもらっているばかりではなく、こういう時にこそ自分が恩返ししたいと強く思ったと言います。

ブログではさらに「参加してくださる方も、いつも楽しみにしてくださる撮影をしながらチャリティーに参加できて撮影していただいたお写真をチャリティー撮影会の話と一緒にネットにアップしていただければ」と語っており、参加者がSNSでさらに拡散することにより、多くの人にチャリティー活動に関心を持ってもらいたいと考えているのです。

このようにえなこさんは、参加者とともに楽しみながら復興支援ができるイベントを企画しました。

このチャリティー撮影会での収益は、全額日本赤十字社を通じて北海道胆振東部地震および平成30年7月豪雨への義援金として全額寄付されました。

撮影会のために用意したスタジオ代や諸経費は主催者側が負担しています。

総額270万円の寄付

第1回のチャリティー撮影会が開催された翌年、2019年11月に第2回チャリティー撮影会が東京都・港区で開催されました。

このチャリティー撮影会で集まった売上金1,574,818円と、えなこさんが所属する株式会社PPエンタープライズから1,125,182円の総額270万円が寄付されました。

2019年7月18日に発生した放火殺人事件により、大きな被害を受けた京都アニメーションを応援する「京都アニメーション応援募金」や動物愛護団体、日本赤十字社などに寄付されたことが公表されています。

第1回チャリティー撮影会が開催された当時ブログで語っていた、「一度きりのイベントではなく今後もコスプレイヤーとして、コスプレイヤーらしい復興支援を」の言葉通り、1回で終わることなく、継続的な活動を行っています。

まとめ

今回は、コスプレイヤーえなこさんの寄付活動について紹介しました。

コスプレイヤーやアニメファンの間では知らない人はいないほどの人気を誇るえなこさん。

影響力の大きい人の慈善活動は、少なからず人の心を動かします。

さらに今回のえなこさんの活動は、周囲を巻き込み、イベントを開催することで、楽しみながら寄付活動に参加でき、関心を持つきっかけ作りの場にもなっています。

芸能人や著名人が、個人的に募金や寄付活動をすることは、難しいことではないでしょう。

えなこさんはそうではなく、ファンを巻き込み、ただお金を集めるだけではなく、イベントという形で参加者に価値を提供しつつ寄付にも貢献できる場を作りました。