本田圭佑とは?

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本田圭佑さんは元日本代表のサッカー選手であり、実業家でもあります。日本代表時代には日本人初のW杯3大会連続ゴールを決め、アジア人のW杯最多得点者となったり、FIFA選出の『マン・オブ・ザ・マッチ』数において日本人最多を更新するなどの華々しい功績を残しました。また実業家としての側面もあり、国内外に約80校のサッカースクールを展開しています。そんな多彩な本田圭佑さんですが、これまでに幾度となく寄付をしているのをご存じでしょうか?本記事ではそんな本田圭佑さんの寄付活動や寄付に対する考え方について紹介していきます。

本田圭佑が行ってきた寄付活動

以下は本田圭佑さんが行ってきた寄付活動の一例です。

熊本地震の被災地支援に1000万円の寄付

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本田圭佑さんは熊本地震が発生した際に、被災地支援のために熊本県に1000万円の寄付をしました。この時本田圭佑さんは自身の考えを公式サイトで発表しています。

・公式サイトでのコメント

 『様々な分野で自粛のニュースを目にしますが僕は自粛するのは間違ってると思います。こういう時だからこそ、各々に与えられた役割を行動に移すことが求められているんじゃないでしょうか。(中略)本当に被災者らのことを思うなら、自粛どころか積極的にやるべきでそれを通じて何ができるかを考えたほうが良いんじゃないでしょうか』

 この時本田圭佑さんの所属事務所は『このように発表することで、寄付という形や金額ではなく、多くの人に“それぞれができることを行動に移してほしい”という本人の強い意向があり、今回の発表となった』と経緯を説明しています。

メキシコ大地震への310万円の寄付

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メキシコ大地震が起きた際も本田圭佑さんは日本円にして約350万円もの寄付を行っています。この時メキシコでは1か月に3回もの地震が襲い、メキシコリーグなどの公式戦が延期となっていました。このことについて本田圭佑さんは以下のようにツイートしています。

・Twitterでのコメント

 『私は50万ペソをメキシコ赤十字社を通じて寄付しました。私自身、今回受けた痛みが癒えないものであることはわかっていますが、何か支援できる方法を私なりに示したいと思います』

『日本財団夢の奨学金』へ100万円の寄付

 本田圭佑さんが代表を務めるNowDo株式会社は『社会的養護から自立した子ども達の勉学に役立ててほしい』という思いから『日本財団夢の奨学金』の奨学生に対して100万円分の図書カードを寄付しました。この時の贈呈式で、本田圭佑さんは次のようなビデオメッセージを贈っています。

・本田圭佑さんのビデオメッセージ 

出典:nippon-foundation.or.jp

『目標に向かって読書をすることに役立ててもらえば嬉しい。自分の夢を諦めずに頑張って勉強してください』

・奨学生からの感謝の言葉

出典:nippon-foundation.or.jp

 和地まりの氏『憧れの本田さんから図書カードをいただき、とても光栄で嬉しい。現在、大学で世界の言語や文化を学んで国際社会で活躍する人になりたいという夢を叶えるために勉強しています。目標を高く持って、決して夢をあきらめずに、毎日勉強していきたいと思います』

Twitterで自身の寄付に対する考えを表明

これまで紹介してきたように、本田圭佑さんは数々の寄付を行ってきました。そんな本田圭佑さんは自身のTwitterで寄付に関する価値観が分かる印象的な発言をしたことがあります。それは自身の盟友である長友佑都さんが、寄付を公表した際に世間から『売名だ』と批判を浴びた時のことでした。この時長友佑都さんは世間の批判に対して『寄付とか公表すると、売名だとか偽善者だとか言う人いるけど、批判ばかりして何もしない人より、行動できる偽善者の方がよっぽど世の中に影響与えるし、かっこいいと思うぜ!』といったツイートをしています。本田圭佑さんはそのツイートを引用して以下のようなコメントを残しました。

世間の批判に対する本田圭佑さんのツイート

『売名でいいやん。偽善でいいやん。その寄付で困ってる誰かが救われるって事実は変わらんよ。ちゃいまっかー?』

まとめ

いかがでしたでしょうか。本田圭佑さんはサッカー選手や実業家として活動する傍ら、信念に基づいた寄付活動を続けてきました。最後に紹介した本田圭佑さんのツイート内容が、彼の寄付に対する考え方をよく表しているように思えます。寄付はどんな人が行い公表したとしても、批判されて良いようなものではありません。寄付をしてみたいと思っている方は、自信をもって出来るところから始めてみてはいかがでしょうか。その一歩によって救われる人々が必ずいます。