アイドルが音楽配信の売上を寄付するという活動も起きています。
乃木坂46は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に取り組む日本赤十字社の活動に1000万円寄付しました。2020年6月に新型コロナウイルス感染防止を呼びかける配信限定「世界中の隣人よ」をリリースし、収益を全額寄付すると発表していたのです。
この曲は乃木坂46の卒業生も集まったことで、多くの反響を呼びました。
卒業生も参加した「世界中の隣人よ」とは
「世界中の隣人よ」は、新型コロナウイルス感染拡大防止の呼びかけを目的に制作されており、
・Stay Home
・自粛を続ける方々へのエール
・新型コロナウイルスを戦っている医療従事者の方たちへの感謝
これらのメッセージが含まれています。
2020年12月31日までのダウンロードによる売上を全額、医療従事者支援のために寄付するチャリティソング。ミュージックビデオでは、乃木坂46の1期生〜4期生まで現役メンバーの全員が歌っています。卒業を控えている白石麻衣を含め、卒業生の西野七瀬、生駒里奈、桜井玲香、市來玲奈、斎藤ちはる、伊藤かりん、衛藤美彩、斉藤優里、相楽伊織、能條愛未、若月佑美の11名も参加しています。
この楽曲が話題となり、リリースから2日でダウンロード数12,881回で首位となりました。
公式サイトから寄付額を発表
出典:youtube.com
公式サイトでは、リリースから2020年12月31日までの売上金額と、寄付金額に関する発表がありました。
「皆さまからの多大なるご支援をいただき、乃木坂46合同会社並びに(株)ソニー・ミュージックレーベルズの収益分と、作詞を手掛けていただきました総合プロデューサー:秋元康様、作曲を手掛けていただきましたtaka様の著作権印税分を含め、全収益分が811万6178円となりましたので、ここで皆さまにお知らせさせていただくと共に、全収益相当分を含めた1000万円を乃木坂46として寄付をさせていただきます」
乃木坂46だけでなく、ソニーミュージックレーベルズ、プロデューサーの秋元康さんの売上も全額寄付されているそうです。
ファンからも嬉しい声が集まっています
出典:youtube.com
SNSでは、ファンや一般の方たちからも称賛や喜びの声が聞かれました。
「実質ヲタも募金したってことなんかな?」
「さすが乃木坂」「やっぱ乃木坂」
ファンが拡散を要請する投稿も見られました。
「あ、乃木坂を知らない皆さんへ。
先程乃木坂46が披露した世界中の隣人よという曲は配信の収益を今年中は全額寄付ということなので、少しでもいいと思った方いたら、ご検討お願いしますね。
乃木オタさんは拡散して笑笑」
こちらの投稿は、2800を超えるいいねと、799件のリツイートがされていました。アイドルを応援したり、曲を聞くことで寄付に繋がるため、ファンにとってはとても嬉しい寄付の形となっています。
定額動画サービズ「のぎ動画」の一部も寄付へ
出典:nogizaka46.com
2020年6月21日からスタートする乃木坂46の動画を楽しめる定額制動画サービス「のぎ動画」の売上の一部も日本赤十字社に寄付されます。
このサービスでは、乃木坂46の初映像となるライブや舞台映像、CD特典映像などを楽しむことができ、ファンにとって忘れられない瞬間や、メンバーそれぞれの思い出のある瞬間を見ることができます。メンバーの久保史緒里さんも「グループにとってはアルバムのような素敵なコンテンツが出来たことをとても嬉しく思います。これをきっかけに乃木坂46の存在をより近くに感じていただけたら嬉しいです。宜しくお願い致します」と話しています。
アイドルとファンで行う寄付が素晴らしい
出典:youtube.com
アイドルの曲や動画の売上の一部が寄付されるというのは、ファンにとっては非常に嬉しい取り組みだと思います。「自分も何か寄付やボランティア活動したい」と思っても、なかなか行動にうつすのは難しいですよね。
今回の乃木坂46のような寄付であれば、ファンは曲や動画をダウンロードすることで寄付活動にも繋がるということです。自分は好きなことをしているだけなのに、それが誰かの支援にも繋がるのであれば、ファンはさらに応援しようと思うことでしょう。また医療従事者のなかには、乃木坂46のファンの方もいるでしょうから、このような取り組みをしてくれているということが大きな励みになっていると思います。
アイドルがファンと行う寄付の形。とても素晴らしいなと思いました。