きゃりーぱみゅぱみゅとは?

きゃりーぱみゅぱみゅさんは1993年1月29日生まれ、東京都出身のファッションモデル・歌手です。高校を卒業した2011年8月に『もしもし原宿』でメジャーデビューを果たした後、初のフルアルバム『ぱみゅぱみゅレボリューション』で日本総合チャートや世界各国のエレクトロチャートで1位を獲得するなど、華々しい活躍をみせています。

2022年現在もあらゆる方面で精力的に活動しており、まさに新時代のアーティストといえるでしょう。そんな若者ポップカルチャーのインフルエンサーであり、アーティストとしてのイメージが強いきゃりーぱみゅぱみゅさんですが、その独自の感性を活かして様々なチャリティー活動に取り組んでいます。本記事ではそんなきゃりーぱみゅぱみゅさんのチャリティー活動の一部を紹介していきます。

LOCAL POWER JAPAN project

出典:localpowerjapan.com

LOCAL POWER JAPAN projectとは?

LOCAL POWER JAPAN projectはきゃりーぱみゅぱみゅさんの『Kyary Pamyu Pamyu 10th ANNIVERSARY JAPAN TOUR 2022 CANDY WAVE』との連動企画であり、コロナ禍において打撃を受けた地方産業や観光業が活動を再開する中で、各地のファンに会いに行くだけでなく、地域の力で少しでも日本を元気にできたらという願いを込めて立ち上げられたプロジェクトです。

具体的には、全国ツアー公演が行われる各県を代表する企業ときゃりーぱみゅぱみゅさんがこれまでの10年間で発信してきたクリエイティブの世界観をコラボレーションさせるという、新たな試みによって地元を盛り上げていこうという内容となっています。

その中で、きゃりーぱみゅぱみゅさんの歴代の人気曲に合わせたアートワークをオマージュしながら各企業のロゴをリメイクしていったり、コラボTシャツの販売を行いました。この企画には人気店『幸楽苑』などを営む株式会社幸楽苑ホールディングスなどが参加しています。

きゃりーぱみゅぱみゅさんのコメント

「今回のツアーは10周年記念ということで、10年間の感謝の気持ちを込めて日本全国を回らせていただくので、各地域の企業さんと私で一緒に日本全国を元気にしたいという思いでこの企画を立ち上げました。各地でいろんなコラボを展開していくので、楽しみにしていてください!」

コラボTシャツの売り上げを地域発展のため寄付

この企画でのコラボロゴをデザインしたTシャツの売上の一部が地元の発展や社会貢献のための支援にあてられました。

Koen-Dori Session

出典:linecubeshibuya.com

Koen-Dori Sessionとは?

Koen-Dori Sessionは渋谷区でのチャリティーイベントです。きゃりーぱみゅぱみゅさんは2019年のKoen-Dori Sessionでスペシャルゲストとしてライブを行いました。

チケットの売り上げを『子供テーブル事業へ』寄付

Koen-Dori Sessionでのチケットの売上の一部が渋谷区が取り組む『こどもテーブル事業』へ寄付され、その活動に役立てられています。

子供テーブル事業とは?

 Koen-Dori Sessionで寄付された渋谷区が取り組む『こどもテーブル事業』とは、子どもを育てるというキーワードのもとに、食事を共有できる場を提供するほか、学習支援やワークショップを行い、あらゆる世代の交流を通して子どもたちを地域で支える事業のことを指します。この活動では、地域と一体となって子供の健全育成の推進と貧困対策に取り組んでいます。

稲佐山平和祈念音楽祭2022-長崎から世界へ-

出典:peacefromnagasaki.jp

稲佐山平和祈念音楽祭2022-長崎から世界へ-とは

きゃりーぱみゅぱみゅさんが2022年8月に参加予定の『稲佐山平和祈念音楽祭2022-長崎から世界へ-』は、「世界の紛争地帯や貧困で苦しんでいる人々の平和な日常や笑顔を守る行動につなげていきたい」という想いを伝えるための音楽祭です。

収益のすべてを『国境なき医師団へ』寄付

稲佐山平和祈念音楽祭2022-長崎から世界へ-での収益は、すべて『国境なき医師団』へ寄付されます。

国境なき医師団とは?

国境なき医師団は民間で非営利の医療・人道援助団体であり、紛争や自然災害、貧困などにより危機に直面する人びとに、独立・中立・公平な立場で緊急医療援助を届ける活動を続けています。その歴史は長く、1971年にフランスで設立し、1999年には活動の実績が認められノーベル平和賞を受賞しました。88の国と地域で、約4万5000人のスタッフが活動している巨大な団体ですが、その活動資金の9割が個人や民間からの寄付によって成り立っており、いかなる権力からの影響も受けず独立性を保って援助活動を続けています。

きゃりーぱみゅぱみゅのチャリティー活動の特徴

これまでの活動をみてみると、きゃりーぱみゅぱみゅさんは地方の問題や、地方創成にたずさわるチャリティーイベントへの参加が多いことがわかります。それはきゃりーぱみゅぱみゅさんが10年来新時代のクリエイターとして発信してきた『とらわれない個性や自由』に、多くの人々が地方創生などの可能性を見出しているからと考えられます。

きゃりーぱみゅぱみゅさん自身も、こういった地域の問題に関心をもってチャリティー活動に積極的に参加しているのではないでしょうか。旧態依然とした状態に問題意識をもっていることは、きゃりーぱみゅぱみゅさんの代表曲『ファッションモンスター』のフレーズからも伺えます。

ファッションモンスターより

「おもしろいって いいたいのに 言えないなんて つまらないでしょ 同じになって いい子でなんて いたくないって キミもそうでしょ だれかの ルールに しばられたくはないの」