田中将大とは?

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皆さんは『田中将大』さんをご存じでしょうか?田中将大さんはマー君などの愛称で親しまれる、日本でも海外でも絶大な人気を誇るプロ野球選手です。その活躍ぶりはすさまじく、楽天やヤンキースで圧倒的な成果を出しながら連続勝利記録のギネス世界記録をつくりました。そんな国内外で活躍する最前線のプロ野球選手というイメージが強い田中将大さんですが、実はチャリティー活動に非常に熱心に取り組み続けているという一面があります。本記事ではそんな田中将大さんのチャリティー活動にフォーカスして、今まで行ってきた数々の支援について紹介していきます。

田中将大さんはチャリティー活動に積極的な人物!

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田中将大は野球選手として活躍する傍ら、自身が関わってきた地域への支援を積極的におこなってきました。ここでは田中将大さんが長年行ってきた活動のうちのいくつかを紹介していきます。

未来応援プロジェクト

未来応援プロジェクトとは大正製薬株式会社とともに実施した、田中将大さんをCMキャラクターにした製品の売り上げの一部で北海道と東北地方の子どもたちの支援をする、というプロジェクトです。このプロジェクトは田中将大さんの『高校球児時代に過ごした北海道の人たちと、プロ野球選手時代を支えてくれた東北の人たちに何か恩返しをしたい』という強い思いからスタートしました。2021年9月16日~12月15日の期間にわたって実施され、最終的には約230万円もの寄付金が集まったといいます。これらの寄付金は、具体的には以下のような寄付先や支援に使われ、北海道や東北エリアの多くの子供たちの支えとなりました。

  ・寄付先1 公益財団法人 北海道新聞社会福祉振興基金

   ※道内の未来を担う子どもたちの学びの気持ちをサポートする、給付型の奨学金制度です。

  ・寄付先2 公益社団法人 ハタチ基金

   ※東日本大震災の被災地の子どもたちに寄り添い、20年間継続的に支援を行う基金です

  ・東北・北海道の少年野球団へ野球道具を寄贈

  ・2022年のNPB公式戦の観戦チケットを無料で進呈

チャリティーオークション

2021年7月に発生した熱海市の伊豆山土砂災害への支援を目的として、田中将大さんはチャリティーオークションを開催しました。このチャリティーオークションでは田中将大さんが実際に使用していた直筆のサイン入り『クラブ』、『ユニホーム上下セット』、『スパイク』を出品し、そこで得た収益を『熱海市の義援金窓口』に寄付しました。このチャリティーオークションを開催した理由について、田中将大さんは以下のようにコメントしています。

田中将大さん『令和3年7月に発生した伊豆山(いずさん)土砂災害の発生から約5か月が過ぎました。被害にあわれた全ての方々への哀悼の意を表すると思にお見舞い申し上げます。また、自分自身静岡県内で自主トレを行った際にご縁があって伊豆地区の温泉を訪れることがありました。現地の皆さまには本当に良くしていただき大変お世話になりました。今回、微力ですが何か力になれることがあればと思い、今回チャリティーオークションを開催させていただきました。』

コロナ感染防止対策のための寄付

2020年に田中将大さんは新型コロナウイルス感染拡大防止対策支援として日米で総額3700万円を寄付しています。日本においては、日本プロ野球選手会とNPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーションの寄付先であるクラウドファンディングサービス『READYFOR』へ、米国においては複数の慈善団体へそれぞれ寄付したといいます。

2019年に発生した台風15号、19号に対する豪雨被災地支援

田中将大さんは2019年に発生した台風15号、19号によって被害を受けた千葉県の被災地への支援を目的としたチャリティー企画に参加しています。子供たちとボールを投げて的を射抜く『ターゲットチャレンジ』に挑戦し、150万円相当の野球用具を千葉県の少年野球連盟に寄付しました。この時も田中将大さんは『ニュースを見て、できることはないか考えていた。子供たちと一緒になってやることができてよかった』とコメントしています。

伊豆山土砂災害への支援

2021年7月に起きた伊豆山土砂災害への支援として、チャリティーオークションでの落札価格215万720円を熱海市へ寄付しました。自身が使用していたグローブやスパイク、ユニフォームなどを出品し、「微力ながら何か力になれればと思います。」とコメントしています。

チャリティー活動を通して見える『信念』

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これまで紹介してきた田中将大さんのチャリティー活動について詳しく見ていくと、どの活動からもある共通点が伺えます。それは『お世話になった地域への恩返し』と『自分に何かできることはないか』という意識です。田中将大さんのチャリティー活動でのコメントには必ずと言っていいほどこういった発言があり、アメリカに住んでいる期間も長いことながら常に日本や自身のゆかりのある地域ついて、強い関心があることが分かります。実際に自分が被害を受けていないことに関して、こういった関心をもって具体的なチャリティー活動まで踏み出せることは、なかなか出来ることではないと思います。こういった活動からも田中将大さんの人柄や、プロ野球選手として世界の第一線で活躍してきた理由が分かるような気がしますね。

まとめ

今回はプロ野球選手としての知名度が高い田中将大さんについて、チャリティー活動の面からみていきました。田中将大さんは選手として忙しい日々を送る中、日本での災害や新型コロナウイルス対策について自分なりに出来ることを探して実践しています。田中将大さんのような大規模なチャリティー活動や寄付などは一般の私たちには難しいかもしれませんが、常に『自分にできることは何だろう?』と考えて行動する生き方はとても学ぶことが多いと感じます。寄付やボランティアは小さい規模から実践していけるものがほとんどなので、自分にもできることをやってみたい!と思った方は、是非自分にとって無理のない範囲から実践してみてください。小さな支援の積み重ねが、被害に合われている方々の大きな支えとなります。