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数多くのアイドルを生み出しているAKB48グループは、東日本大震災をきっかけに、「誰かのために」プロジェクトを立ち上げました。東北の復興支援をはじめ、熊本地震や各地の豪雨による被災地などを継続的に支援しています。この記事では「誰かのために」プロジェクトの活動やコロナ支援についてご紹介します。

 「誰かのために」プロジェクトとは

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「誰かのために」プロジェクトは2011年に起きた東日本大震災の復興支援を目的として発足し、その活動は継続的に行われてきました。

AKB48グループは、平成23年3月11日に発生した東日本大震災における被災地支援プロジェクトとして、「誰かのために」プロジェクトを発足させ、復興支援活動をおこなってまいりました。このプロジェクト活動の一環として、全国各地で被害に遭われた皆様に向けても、募金を含め復興支援活動をおこなってまいります。皆様からお預かりした義援金は、被災された方々への支援や救援物資として、お届けすることを目的として、日本赤十字社へ寄附させていただきます。

AKB48グループでは「誰かのために」プロジェクトを通し、被災された方へ少しでも力になれるよう、今後も活動を続けてまいります。被災者の方々の一日でも早い復興・復旧をお祈り申し上げます。
引用:https://www.akb48.co.jp/darekanotameni

これまでの活動について

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「誰かのために」プロジェクトは、震災直後の2011年3月14日に「AKB48プロジェクト義援金口座」を開設しました。

ファンに募金を呼びかけ、これまでに1億円以上の寄付が集まりました。

また、AKB48プロジェクトからは義援金として合計10億円を、そして配信限定楽曲やシングル・アルバムからの収益金やマイクロバスの寄付を行いました。

そして、2011年5月よりメンバーによる被災地訪問が始まり、2022年までに70回以上実施されています。

AKB48メンバーのコメント

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被災地訪問に対して、当時参加したメンバーは、以下のコメントを寄せています。

大島優子さん

「被災地の みなさんが快く笑顔で迎えてくれて、さらに『頑張ってね』と励ましの言葉をいただいて逆に励みになりました」

柏木由紀さん

「私たちの歌やダンスで感謝の笑顔をたくさん見ることができて、行ってよかったなと毎回思います」

篠田麻里子さん

「こうやって支援することによって東北の震災を忘れず、みなさんと一緒に意識を高めて支援することでまだできる事があるんじゃないかなと思いますので、これからも活動を続けていきたいです」

前田敦子さん

「一人でも笑顔になっていただけるならずっと続けていきたいですし、これからも歌を歌い続けて みなさんに笑顔を届けていきたい」

引用:https://okmusic.jp/news/14950

お金を寄付するだけではなく、実際に現地へ足を運んで見えてきたものは、彼女たちにとって大きな経験となったに違いありません。

コロナ支援について

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2020年に発売されたAKB48の楽曲「離れていても」は新型コロナウイルス感染拡大防止に取り組む人々に向けたメッセージソングで、ソーシャルディスタンスを取っていても、心はつながっているよという内容です。

当時の現役メンバーに加えて前田敦子さん、大島優子さん、指原莉乃さん、板野友美さん、篠田麻里子さん、小嶋陽菜さん、高橋みなみさん、山本彩さんら卒業生8人も参加しました。

2020年にこの楽曲で得られた収益は、全額日本赤十字社へ寄付されました。

AKB48は新型コロナウイルス感染拡大防止対策に取り組む方々への活動支援を目的として、2020年7月1日(水)に配信限定シングル「離れていても」をリリースいたしました。

2020年7月1日(水)より2020年12月31日(木)までの期間における、本楽曲の音源ダウンロード及びストリーミングによる全売上を、AKB48として新型コロナウイルス感染拡大防止対策に取り組まれております日本赤十字社へ寄付させていただきました。

新型コロナウイルス感染症の治療及び感染拡大防止活動にお役立ていただき、一日も早くこの事態が終息へ向かうことを願っております。

引用:https://www.akb48.co.jp/news/detailpage/52610280

また、元AKB48メンバーである横山由依さんは、2020年5月、新型コロナウイルスの感染拡大防止に役立ててほしいと、出身地である京都府に対して、マスク2万5千枚を贈呈しました。

これを受けて配布先の山城地域や八幡市観光協会などからは「大切に使わせていただきます」と感謝の声が上がりました。

グループだけでなく、メンバー個人でも様々な支援活動をしているAKB48。そして彼女たちを応援するファンも一丸となり、支援の輪に広がりを見せていることが分かります。彼女たちの今後の支援についても、注目していきたいと思います。