スターバックスは先進的なSDGs推進を行う企業

出典:product.starbucks.co.jp

スターバックスをよく利用するという方は多いのではないでしょうか?今や日本中に1600店舗以上を展開するスターバックスは、私たちにとって身近な企業となりました。そんなスターバックスはSDGsやサステナビリティの実現に非常に力を入れている企業であることをご存じでしょうか?

本記事ではそんなスターバックスがSDGsやサステナビリティのために行っている取り組みを紹介していくので、興味がある方は是非最後までご覧ください。それではいきましょう。

スターバックスが目指す『リソースポジティブカンパニー』とは?

出典:starbucks.co.jp

スターバックスは2020年にサステナビリティに関する新たな方針を発表し、将来的に『リソースポジティブカンパニー』になることを宣言しました。リソースポジティブカンパニーとは、地球から奪う量よりも還元する量を増やすことを実現する企業のことです。

リソースポジティブを実現する5つの戦略

スターバックスはリソースポジティブを実現するために以下の5つの戦略を発表しています。

【リソースポジティブ実現への5つの戦略】

1. 植物由来の食品の選択肢を増やし、より環境に配慮したメニューに移行していく

2. 使い捨てプラスチックから再利用できるプラスチックに変える

3. サプライチェーンにおいて、革新的で再生型の農業や森林再生、森林保全、水の補充に投資していく

4. 店舗と事業に関連するコミュニティの両方において、食品廃棄物をなくし、再利用やリサイクルを進めるために、より良い廃棄物管理方法の構築に投資していく

5. より環境に配慮した店舗、運営、製造、配達を開発するために改革を行う

スターバックスが重点をおくSDGsの3つの目標

出典:mofa.go.jp

スターバックスはリソースポジティブ実現のために、SDGsにも積極的にも積極的に取り組んでいます。その中でも特に3つの目標に力を入れているので、それらを紹介していきます。

SDGsの目標2『飢餓をゼロに』

出典:mofa.go.jp

スターバックスでは2030年までに廃棄物を50%削減するという目標をたてていて、SDGsの目標その2『飢餓をゼロに』の実現に取り組んでいます。最近ではスフードロスを減らすために、閉店が近づいて廃棄が見込まれる商品を20%OFFで販売するなどの工夫をしています。またコーヒーを抽出した際にでる『豆かす』を、たい肥や飼料として再利用することで、食品廃棄物の削減に取り組んでいるそうです。

その他にも、スターバックスでの売上の一部をこども食堂の普及に取り組む『認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ』に寄付するなどして、子供たちの食や未来を支援する活動を行っています。

SDGsの目標12『つくる責任つかう責任』

出典:mofa.go.jp

スターバックスの商品に多く使われているミルクですが、年間に発生する空のミルクパックの量は約1000トンにもなるといいます。スターバックスではそれらのミルクパックを全て洗い、乾かしてたたんでからリサイクルしているそうです。それらはトイレットペーパーや、スターバックスで使われるペーパーナプキンとして再利用されていて、持続可能な生産&消費を実現しています。

SDGsの目標15『陸の豊かさも守ろう』

出典:mofa.go.jp

スターバックスで使われる容器やストローは基本的に『FSC(R)認証紙』で作られています。ストローが紙製になった時に驚いた方もいたのではないでしょうか?これらのストローに使われているFSC(R)認証紙は、非常に厳しい環境面での基準をクリアしたものなので、世界の環境団体から信頼されています。そういったFSC(R)認証紙で作られているストローを導入することで、プラスチックゴミなどの削減に積極的に取り組んでいます。

特に力を入れている『脱プラスチック』への取り組みとは?

出典:starbucks.co.jp

これまで紹介してきた中でもスターバックスが特に力を入れているのが『脱プラスチック』への取り組みです。それにはFSC(R)認証紙を使ったストロー導入の以外にも、様々な取り組みがあるのでそれらを最後に紹介していきたいと思います。

・ペーパーカップでのアイスビバレッジの提供

スターバックスでは2020年からこれまでプラスチックカップで提供されていたアイスビバレッジの一部を、ホットでもアイスでも利用可能なFSC(R)認証紙のペーパーカップに変更して提供を始めました。

・ストロー不要のリッド導入

ストローをプラスチックからFSC(R)認証紙のストローにするだけではなく、ストロー自体が不要な状態にする取り組みも行われています。それはストロー不要のリッドを導入することです。これらのリッドはホットでもアイスでも使用することが可能で、飲み口を従来より大きくするなどして味や香りを損なわない工夫もされています。

・プラスチック製ギフト包装資材を全廃

スターバックスでは2020年からプラスチック製ギフト包装を廃止しています。その代わりペーパー素材やオーガニックコットンを使用したギフト資材にすることで、年間18トンものプラスチック削減が見込めるといいます。

まとめ

いかがでしたか?スターバックスは私たちの生活に馴染みのあるお店でありながら、SDGsやサステナビリティ実現に取り組む先進的な企業であることが分かりました。今度スターバックスに行く際は、店内や商品をSDGsやサステナビリティの視点からみると、新たな発見があるかもしれませんね。本記事が皆様の参考になれば幸いです。